『好き』を辞める時 (ページ39)

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過去 2 ページ39

多少のぐろ表現あり

苦手な方はバックを

昔はお転婆だったと思う。
スカートだって、着ていたし、恋だって積極的にしてた。

でも、今は？

スカートなんて、制服以外ないし来た所で、似合わないし、笑われる。
着たいと思ったこと？

さあね。

私は、自分のことに対して、ほとんど真実を言っている。

嘘なんてつかない。ほとんど。

言いたい事があっても言わない。

ほらさ、昔は『友達大好き』みたいな感じだったんだけど、なんかさ、ほら、まあ、

こんな話は辞めにして、過去のことを話そうか。

私の家は、兄と、母と父と私の四人家族だ。

そこでは、充実した生活ができていた。
楽しかったし、何より、友達も沢山いた。

そこからだ、父の転勤が決まり、いま、A達がいる場所へ引っ越してきたのは。

私は、親から『よく勉強できるね、偉いね。』と褒められて、すごく嬉しかった。
自分で言うのは嫌だけど、その時は頭が良かったと思う。

ある日、兄は女の子を連れてきた。
友達だ。
彼女は、私を可愛がって遊んでくれた。
私は、ハムスターを飼っていたのだが、名前は『のん』と言って皆に可愛がられていた。

もちろん彼女も可愛がっていた。

リンあ、のんくん、行っちゃった!逃げちゃう…

四角いさくのような木の下に入ってしまい、どこにいるか、分からなくなってしまった。

(捕まえなきゃ。)

彼女が持ち上げていたさくの上に無理矢理私は乗った。

女の子勝手に出てくるよ!辞めなよ

ガタンっ、

彼女が、私の重さに押さえられなくなり手を離した。

?チュチュッ

小さな声が聞こえた後、
さくの下からじんわり赤いものが出てきた。
それと、ペタンコになった動物。
女の子は、震えながら帰っていった。

急いで、私はのんを手に取って血拭き取った。

肺が潰れてしまったのだ。

さくの下に丁度通った時、私の重さのかかったさくに圧迫され肺が破裂してしんでしまった。

クタッとしなるその体は、小さな私の目に焼き付き今でも覚えている。

ころしてしまった。

意図的じゃなくても、人より罪の意識が高かった私は泣いて謝った。

母は私を怒らなかった。

その日からだ。人の行動に、過剰に反応してしまうようになったのは、

☆彡.。☆彡.。☆彡.。

ウソかホントかなんて、ネットでは分かりませんよ。信じるか信じないかです。