You take my breath away.【レペゼン地球】

03 ページ3

社長side.

￣￣￣￣￣￣
ふぉいも似たようなことを言っていた



「俺に好きとか言われても誰も嬉しくないっすよ、
だから俺はあいつに言わないw」



悲しそうに笑いながら言っていた

多分こいつも…






『はーーー……どうしたもんかな、』



俺が出来るのは助言だけ




お節介をして仲をこじらせるのもあれだから
特に何も口を出さない





別に男同士だからって何も悪いとは思ってない


しかしあいつらがもし付き合って表に出たら
賛否両論の嵐だろう



今の世の中、

同性愛があれだの異性愛がどうとか言われている



色んな波に揉まれるだろう




あいつらがそれに耐えれるだろうか、
そんなヤワではないと思っているが少し心配である




「あっれ〜社長どうしたんすか空なんか見て」

「相変わらず可愛い顔して〜ww」



二人してにこにこ近づいてくる





お互いに気持ちを伝えないまま
歯痒くないんだろうか



俺らが兄弟というレッテルを付けてしまったから
もっと伝えづらいんだろう




ごめんな






だけど俺は信じてる


だからお前らがもし付き合ったら
俺は全力で応援するし
何があっても支える





だから、お願いだ






いつか、いつか絶対思いを伝えてくれ






俺は、俺の大事な仲間が悲しむ姿は見たくない






どうか二人が結ばれますよう









俺は一人で静かに空に祈った

04→←02

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す