巨人の血を継ぐ少女 2 (ページ30)

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73日目ページ30

A視線

1回目の立体機動装置テストでエレンは合格できなかった

理由はわかっている

立体機動装置が壊れていたからだ

すぐに分かったが何も言わなかった

…なんとなく

この少年がどこまで粘れるか、気になるだけだ

～昼間
アル｢大丈夫だよエレン。僕でも出来たんだから｣

ミカ｢もっと体重を前にかけた方がいい｣

レベ｢わたし、完璧だから感じろとしか言えないね｣

『…視線を上げる。そして遠くを見るように。』

エレ｢よしっ、A上げてくれ｣

エレ｢うわぁ！！！！｣ﾄﾞｶｯ

～その日の夜
エレ｢…｣

モブ｢おい見ろよ、あいつ前に巨人をぶっ潰すとか言ってたやつだぞ｣

モブ｢あんだけ頭打ったんだ。明日のテストで脱落して、開拓地域だろうな｣

周りではヒソヒソとエレンのことを話している

『…(お前達もギリギリラインだったのによくそこまで言える。まあ、合格はしてるからな)』

ミカ｢エレン、諦めるという案もある｣

レベ｢そうだな。諦めな。｣

エレ｢なっ！俺は諦めないぞ！明日合格して、調査兵団に入るんだ！！！｣

アル｢うーん、細かく分析する必要があるね｣

そう言うとアルミンは考えだした

『(いや、立体機動装置が壊れてただけだし)』

レベ｢てかさ、なんでエレンは調査兵団に入りたいの？昨日馬が言ってたようにさ｣