モブキャラの私【黒】

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目「俺、嫌われるような事した？」

首を横に振る

目「じゃあなんで..」

月野さんに言われたから。なんて言える訳なくて。

何にも疑われない。私らしい言い訳を考えた。


『釣り合わないから。私と目黒くん..。これがきっと少女漫画の世界だったら、目黒くんはイケメンくんで、私はただのモブキャラ』

目「えっ..？」

『だから、一緒にいちゃダメなの。』

『お願い。離して...』

ここを月野さんに見られていたら..。

考えるだけでも怖い。

少し緩んだ目黒くんの腕から、自分の腕を抜きその場を去った

目「ちょっ..」


.


放課後


結局、その後の時間、目黒くんは私に話しかけては来なかった


渡「お前マジなんかあったろ」

『ないって』

渡「嘘つくな。何年一緒にいると思ってんだ」

『はぁ..かなわないなぁほんと笑』

『あったよ』

渡「目黒と話さなくなったのに関係してる？」

『...うん』

渡「なんで急に」

『それは言えない..』

翔太に迷惑かけたくないから

心配させたくないから

『ごめん..』

渡「っ...。話したくなったら言えよ」

渡「いつでも相手してやる」

『ありがとう..』


優しく微笑んでくれる翔太に背を向け家に入った

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