愛情表現 (ページ8)

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🐧

つれてこられてしまった

現在地は久しぶりに座ったウォヌのベッド

当の本人は椅子をわざわざ私の目の前に持ってきてそこに座って私の手を握っている

「じゃあ、再開していいよ、」

『へ、？なにを？』

「ん、さっきのミンギュに言われてたやつ」

『いや、あれは、気の迷いというか』

「ふーん、別に俺は気が迷わなくても常にお前の好きなところとかごまんといえるよ」

さっきに覚めた酔いがまた回るように顔に熱が集まる

『う、、』

「赤いよ」

そう言いながら綺麗な指が頬をなでる

「じゃあ、交代ごうたいにしよ？」

『え？』

「俺からねまずは存在が天使」

『な、なにそれ』

「はい、次A」

圧がすごい、、、

言わなきゃ今すぐに襲うぐらいの圧だ、、

『う、あ、かっこいい』

「例えば？」

『なんか、、、、顔ももちろんだけどさり気ない気遣いとか、？』

待って今流されたな私

『じ、じゃあ、ウォヌだよ、』

「かわいーとこ」

『たとえば！？』

やり返しのつもりできく

「ん？こういうとこだよ」

そう言って前からギュッと抱きしめられる

腕に収まって安心からか沢山のことを考えてしまう

私が本人になかなか愛情表現が出来ないのは実はウォヌに対してだけである、

出会って相当経つのにまだ恥ずかしくて言えないことだらけ

ふつふつと湧き上がるウォヌに素直になれない反省から小声で、

『愛情表現少なくてごめん、』

と零せば

抱きしめらる力が強くなって

「俺は言葉なんていらないよ。さっきのはちょっと言わせたかっただけごめん根本Aがどんなやつよりも俺が好きで俺もどんなやつよりもAが好きなんだよ、しかもさ、お前の愛情表現は言葉だけじゃないじゃん？表情でも行動でも頑張って示してくれるじゃん、」

『うん、、』

だめだ、久々に会って自己嫌悪に浸ってるとこにこんなこと言われちゃえば近年緩みまくった涙腺は限界を迎えようとしている

「ん、こっち向いて」

素直に顔をウォヌの方に向ければ

1番甘くてやさしいキスが降ってきた

そのままニヤッとしたかと思えば

「まぁ、でもときどき言葉で表現されるとくるもんもあるもんだな」

なんて言うから

『かんがえる、』

結局冷たく返しちゃう

でもこうやって返しちゃうのも愛情表現だと思ってよ