愛情表現 (ページ3)

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🐧

収録が終わり外に出るときはまぁ、たくさんの方々がカメラを持って待ち受けているわけでこちら側もやや時間がかかるので少し待っている間にトンっと肩を叩かれ目を大きな手が覆う

「だーれだ」

ありがちなイタズラと嗅ぎなれた香水の匂いに安心しながら

自分の目の上に覆いかぶさった手を触る

『ウォヌ氏、、？これ何回目？』

何回目というのも収録が被る度してくるイタズラに慣れまくった果てでの発言である

「ん、分からん、お疲れ」

『お疲れ様』

手を離したかと思えばそのまま腰に手を回してくる

『ねぇ、手くすぐったい』

「くすぐったくない、今から来てくれるんでしょ？泊まる？泊まってくれる？」

『うーん、なやむ』

悩むとか言いながら泊まりたいのが本音

そんな私を見透かしたかのように鼻で笑いながら

「ふっ、まぁ、服は前置いてったのもあるし俺のもあるからとりあえずあとでな、ほら、マネきてるよ」

さっきまで離れたくないとうじうじしていた人とは別人かのような爽やかさで私を送り出した

ｳﾞｰﾝかっこいい

なにがかっこいいってその若干目にかかった前髪とか

まだ落としてないメイクとか

見事なスタイルとか

耳に響く声とか

アイドルをやってるのにプライベートでは口下手な私が彼にこの惚気を直接言える日はくるのだろうか、、