高山マキ･霜月ユキナリを塗り替えろ！ ページ27
｢よっしゃ！狼の妨害工作、始めますか！｣
｢ああ、そうだな…｣
｢まず、今回の狼は高山マキと霜月ユキナリ｣
｢なっ…2人！？｣
｢うん、だって、狼が1人だなんて誰も言ってないもんね。｣
｢た、確かにそうだが…｣
いきなり事実を告げると、新村ちゃんはめっちゃ驚いた。
そりゃそうだ。
そんなの、聞いてないし。
｢話、続けるよー？
そんで、マキ姉はみんなが知らないうちに物置で見つけたナイフを、ユッキーはシャワー室の鏡の破片を使って人を殺そうとするんだ。｣
｢物置にナイフ…！？
そんなものがあったのか。｣
｢うん、あったんだよ。
でも、マキ姉はプレッシャーや不安に、ユッキーは運が悪くて色んな人に邪魔をされて、人を殺すのに手間取っちゃうんだよね。｣
｢そうか…なら、時間はある、ということだな。｣
｢そゆこと〜♪｣
そこまで言うと、私は立ち上がった。
｢さっき、私、言ったよね？
ユッキーは、シャワー室の鏡の破片を使うって｣
｢ああ、ってまさか…｣
｢そう！それを先に奪っちゃえばいい♪｣
私は、ベッドに取り付けられた青いカーテンの端っこをちぎった。
｢これで、怪我しないでしょ。
じゃ、早いとこシャワー室に行こう！｣
…なんか、思ったんだけどさ。
病室のカーテンめっちゃ活躍してない？
☆
案の定、鏡の破片は取られていなかった。
そりゃそうだ。
病室には誰も来ていなかったから、もしユッキーが先にこれを見つけていても、何か布がないと破片は掴めない。
｢よしっ、これで即席ナイフの出来上がり〜♪
新村ちゃん、護身用に持ってて｣
｢またか…まぁ、護身用には丁度いいだろう。｣
新村ちゃんは、即席ナイフをポケットにしまった。
｢それで、この後なんだけど。
マキ姉はとうとうオサムさんを殺すんだよね。
時間は確か、11時40分辺りだったと思う。
で、その後ユッキーがオサムさんを殺そうするんだ。でも、オサムさんはすでに死んでた。
そして、ユッキーにバレたマキ姉は、ユッキーを殺そうとするんだけど、ユッキーが自分も狼だと言ったら、納得して、2人で協力して、偽装工作を始めるんだ。｣
｢ふむ…で、それからどうなるんだ？｣
｢時間の無駄だし教えなーい｣
｢なっ…！？｣
｢だってさァ｣
｢オサムさんが死んだ後の、
偽装工作の話なんて、いらなくない？
………オサムさんは、殺させないんだからさ。｣
｢……お前は、本当にお人好しだな｣
呆れる新村ちゃんに対して、
私は不敵に笑いかけた。
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天音 みほ(プロフ) - 霧雪@誤字王女さん» コメントありがとうございます！え？金平糖？ンー？？見間違いじゃないかなー？？？ま、そんなことはさておいて、僕って美しいよね(( (2019年1月27日 14時) (
レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
霧雪@誤字王女(プロフ) - んんん･･･？おかしいなぁ･･･見間違いかなぁ･･･金平糖さんが見えたような･･･(( (2019年1月26日 8時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
天音 みほ(プロフ) - みゅーとさん» コメントありがとうございます！泣いたんですか！？こんな主人公ふざけまくりのギャグ小説に！？ありがとうございます…！リッちゃんとチエはんはもう親友っすよ。本編読んでて、｢これどっちも生存してたら親友同士でしょ｣って思ったのを小説にした感じです。 (2019年1月12日 15時) (レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - ヤバイです…本編より泣きました…リツちゃんとチエちゃんの友情が…もう…！(言葉で表せない) (2019年1月11日 22時) (レス) id: 46f91ead37 (このIDを非表示/違反報告)
斬歌(プロフ) - ちょwwwそんな褒められ方されるの結構久々ですw (2019年1月3日 19時) (レス) id: 8dd68f39fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 みほ | 作成日時：2018年7月14日 14時
