君は、1人じゃない ページ26
｢さて…と｣
私は、新村ちゃんにこの先の事を話す事にした。
｢リンタロウが狼で、彼は犯行をしなかった…
ということは、処刑されるのはミサ姉だね。｣
｢は？なんで…って、そうか。｣
｢ミサ姉とリンタロウが姉弟関係なのは知ってるよね？もしリンタロウが処刑されちゃったら、女のミサ姉はどこかで殺されちゃうかもしれない。だから、フェイクの処刑をするなら、ミサ姉だと思うよ｣
｢なら、主催者には隠し部屋がありそうだな｣
｢さっすが鋭い新村ちゃん。
隠し部屋、あるよ。場所は多分…｣
新村ちゃんと話していた時、突如サイレンが鳴り響いた。
《み、皆さん！広間に集まってください！》
｢…ちぇ、もう少し話していたかったのに。
というわけで、いってらー｣
｢待て、お前は行かないのか？｣
｢行かなくてもいいっしょ。首にデバイス付いてないし、メリーとウルフも何も言わないじゃん。私が参加者っていう認知が無いんだよ｣
｢そうか…｣
｢ここで待ってるから、はよ帰ってきてなー｣
｢ああ。すぐに戻ってくる。｣
さて、新村ちゃんが戻ってくるまでの間、考察でもしてようかな。
狼ゲームのアナザーストーリー、リツ目線でプレイの時、リッちゃんは通気口を使ってチエはんを殺した描写があった。
…そして、通気口を通った時、隠し部屋を見つけたんだったよね。
武器庫と物置に繋がる通気口の半分くらいのところ、だったっけ。
ってことは、武器庫から物置へと繋がる廊下の、真ん中辺りにあるはすだ。
と、そこまで考察を練っていた時、上から甲高い悲鳴が聞こえてきた。
恐らく、ミサ姉のものだろう。
2回目だから慣れてるだろう、と思っていたのに、やっぱり体は震えてきた。
人が、死ぬのが、怖い…
…だが、その震えはすぐに収まった。
新村ちゃんの白いコートを着てることを思い出して、1人じゃない、と感じたからなのかもしれない。
｢サンキュー、白コート｣
そんなこんなで、新村ちゃんが帰ってきた。
｢さすがだな、A。
お前の読み通り、森ミサキが処刑された。｣
｢でしょー？｣
えへへ、と自慢げに私は笑う。
｢んじゃ、次の妨害工作も始めますか？｣
｢ああ、早くしないと手遅れになるからな。｣
私は、1人じゃない。
私の隣には、新村ちゃんがいる。
それだけで、私は安心できた。
…なんだろう、この懐かしい感じは。
まるで、彼が隣にいるみたいだな_____。
高山マキ･霜月ユキナリを塗り替えろ！→←固い絆はもっと強固に
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天音 みほ(プロフ) - 霧雪@誤字王女さん» コメントありがとうございます！え？金平糖？ンー？？見間違いじゃないかなー？？？ま、そんなことはさておいて、僕って美しいよね(( (2019年1月27日 14時) (
レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
霧雪@誤字王女(プロフ) - んんん･･･？おかしいなぁ･･･見間違いかなぁ･･･金平糖さんが見えたような･･･(( (2019年1月26日 8時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
天音 みほ(プロフ) - みゅーとさん» コメントありがとうございます！泣いたんですか！？こんな主人公ふざけまくりのギャグ小説に！？ありがとうございます…！リッちゃんとチエはんはもう親友っすよ。本編読んでて、｢これどっちも生存してたら親友同士でしょ｣って思ったのを小説にした感じです。 (2019年1月12日 15時) (レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - ヤバイです…本編より泣きました…リツちゃんとチエちゃんの友情が…もう…！(言葉で表せない) (2019年1月11日 22時) (レス) id: 46f91ead37 (このIDを非表示/違反報告)
斬歌(プロフ) - ちょwwwそんな褒められ方されるの結構久々ですw (2019年1月3日 19時) (レス) id: 8dd68f39fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 みほ | 作成日時：2018年7月14日 14時
