怖いなら、やめてもいい？ ページ3
目が覚めると、そこは真っ暗な部屋だった。
｢………うぬぅ…ここは、どこじゃ？｣
目を擦りながら、私は辺りを見渡した。
｢………暗い｣
そう、そこは暗かった。
辺りを見渡しても、闇が邪魔をして何も見えなかった。
分かっていることと言えば、｢自分が今、イスに座らされていること｣と、｢人の気配がすること｣、｢暗くて何も見えないこと｣、これだけだ。
………ねぇ、気付いた？
これさ、完全にユキナリが狼ゲーム始まる前にいた部屋だよね？
確か、少女の声がするんだったっけ？
………声をかけられる前に、こっちから先制してやるぜ…♪
｢そk…｣
｢誰か、いるんですかい！？｣
謎の少女が声をかけると同時に、私は大声で言葉を被せてやった。
謎の少女は｢ひっ…｣と小さく悲鳴をあげている。
｢は、はい………私は、ここにいます…｣
｢もしかして、私を連れ去った犯人なの？私を誘拐したのは、あなた？｣
｢え、や、違います！｣
…何だろう。何でだろう。
本編ではユキナリが犯人扱いされてるのに、今は逆に、私が犯人扱いして責めてる…w
この少女の反応、面白いなぁw
｢私も、気がついたらここにいたんです…｣
｢へー。あなたも？てか、あなたの名前は？｣
｢そ、それは………｣
言葉に詰まる、謎の少女。
あれれ〜？
何で、お名前が言えないのかなぁ〜w？
………うん、私って、ゲスだな。
｢と、とりあえず、一緒に電気のスイッチでも探しましょうか？｣
｢そっすね！こんな所、さっさと脱出しましょ！｣
｢………………はい、そうですね…。｣
応答に困る少女。
本編ではユキナリが怖くて動けないとか可愛いことを言う場面なんだけど、私は別に怖くないしぃ。
……………。
………こ、怖くなんか、ないもんね！！！
幽霊なんて、お化けなんて、いないしぃ！？
私は、震える心に鞭打って、壁伝いに電気のスイッチを探した。
そして、何か凹凸を感じた。
形状からして、電気のスイッチだろう。
｢あ！ありました！今、電気をつけま…｣
そこまで言ったところで、後ろに人の気配を感じた。
多分、謎の少女だろう。
すると、その少女は私にこう囁いた。
｢………あなたに、出来るの？｣
｢……はぁ？何の話ですか？｣
｢命の危険があるのよ？｣
｢どういう意味？｣
｢怖くないの？｣
｢何が？｣
｢………この復讐劇、あなたに、正すことが出来るの？｣
｢……………何が言いたいの？｣
｢悪いことは言わない。
………ここから引き返しなさい。｣
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天音 みほ(プロフ) - 霧雪@誤字王女さん» コメントありがとうございます！え？金平糖？ンー？？見間違いじゃないかなー？？？ま、そんなことはさておいて、僕って美しいよね(( (2019年1月27日 14時) (
レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
霧雪@誤字王女(プロフ) - んんん･･･？おかしいなぁ･･･見間違いかなぁ･･･金平糖さんが見えたような･･･(( (2019年1月26日 8時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
天音 みほ(プロフ) - みゅーとさん» コメントありがとうございます！泣いたんですか！？こんな主人公ふざけまくりのギャグ小説に！？ありがとうございます…！リッちゃんとチエはんはもう親友っすよ。本編読んでて、｢これどっちも生存してたら親友同士でしょ｣って思ったのを小説にした感じです。 (2019年1月12日 15時) (レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - ヤバイです…本編より泣きました…リツちゃんとチエちゃんの友情が…もう…！(言葉で表せない) (2019年1月11日 22時) (レス) id: 46f91ead37 (このIDを非表示/違反報告)
斬歌(プロフ) - ちょwwwそんな褒められ方されるの結構久々ですw (2019年1月3日 19時) (レス) id: 8dd68f39fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 みほ | 作成日時：2018年7月14日 14時
