私の異能生命体は死者限定です ２

５３話　話し合いの結果！無事に敬語が外れました！！中也「あれの何が話し合いだ。立派な脅しだろか ページ10

太宰「Aちゃん。それ私にもくれないかい？」

『欲しいんd』

中也「ダーーーーーッ！！！手前は黙ってろ！！！！！」

太宰「中也五月蝿い」


まーた喧嘩が始まっちゃったよ。


『ほんと、お二人は仲が良いですねぇ』

太宰・中也「「仲良くない！！／仲良くねえ！！」」

『わー！息ぴったり！流石双黒！』

中也「手前、人をおちょくるのも良い加減にしろよ」黒笑

太宰「Aちゃんは余程私に怒られたいのかな？望み通りにしてあげるよ」黒笑

『冗談です冗談です』


二人とも怖いって！！
中也さんも敬語抜けてるし……！ﾊｯ！このまま敬語外してもらおう！


『中也さん！』

中也「あ？何だよ？」

『そのまま！敬語外しちゃって下さい！』

中也「あ？………あ"」


その途端、中也さんの顔が真っ青になった。

あれー？


中也「い、や、すまねえ。そんな、態とじゃないんです。こ、あ、の…」

太宰「ん、ん"っ！ﾌﾌッ」

中也「な……っ！太宰、手前！笑ってんじゃねえ！！」

太宰「ふふふ、何のことかな？」

中也「て、めえ！！」

『中也さん、この際です。敬語を使うのをやめて下さい』

中也「え"、そんな、恐れ多い…ことなど」

『大丈夫です！芥川君も樋口ちゃんもタメ口で話してくれてます！！だから全然大丈夫です！！』

中也「あ"！？あいつら、マジかよ…」

『芥川君から森さんの命令については聞いてます。だからっ！せめて！森さんがいない時は普通に接して頂けないでしょうか！！』

中也「ゔっ。けどよお…」

『じゃないと私が悲しいです！！！』

中也「……」


中也さんは腕を組み、あー、とかうー、とか言っている。

くっ！もう一押しか！
なかなか口が固いじゃないか！中原中也！！

だがっ！！！


『外してくれないなら"コレ"を森さんと紅葉の姐さんに売りつけます』


そう言って私は、中也さんがあのセリフを言っている場面を再生した。


"二度目はなくってよ！"


中也「お、まっ！！(俺に拒否権ねえじゃねえか！！！)」

太宰「んふふ。なかなかやるねえ」

中也「(死ぬ！あれを二人に知られたら俺は死ぬ！！！)…仕方ねえ。首領がいない時だけだからな」


や、やったあああああ！！
私の粘り勝ちだー！！！


中也「だ、だからよ、さっきのやつ消してくれねえか？」

『それは無理。絶対に着信音にする』

中也「マジで止めろ！！！」

太宰「良かったねー中也」

中也「なにも良くねえんだよ！！！」

５４話　中也さんはね、顔に出やすいよ、絶対！！異論は認める！→←５２話　そろそろ中也さんが敬語を外してくれると嬉しいんだけどな……。いや、敬語を使う中也さんは面白いけどさ

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