私の異能生命体は死者限定です ２

４８話　名シーンが見れるのであれば！どんな苦労も惜しまない！それがオタク！！ ページ5

『そういえば、太宰さんってポートマフィアに捕まってたんだよな…』


確か、芥川君が来て〜、その後に中也が〜……




"二度目はなくってよ！"




ハッ！！
なんという失態！！

オタクとして、かの有名な名シーンを見逃すところだった！！

絶対！生で見る！！
ぜったい！！！


と、すれば！

いざ！ポートマフィアのビルへ！！！


織田《普通に乗り込んだら殺.されるぞ》


あ。
ｽｩ。だって見たいんだもん！！

こうなったら…どんな手を使ってでも見る！！














.
















？「相変わらず悪巧みかァ。太宰！」

太宰「……その声は」

中也「こりゃ最高の眺めだ。百億の名画にも勝るぜ」


マフィア幹部 中原中也＿＿＿

能力名『汚れつちまつた悲しみに』





『(侵入成功〜！いや〜、案外ポートマフィアもちょろいね〜)』

？「おい、あんまり動くなよ。俺の能力は触れてる間しか発動しねーんだからな！いくら姿が見えねーからって気配が消えるわけじゃねえんだよ」

『その為に"彼"がいるんでしょう！』

？「俺、ドジだから…。あんまり期待するなよ」

『大丈夫だって！スケ.スケの実とナギ.ナギの実の能力者が手を組んだんだよ！これ以上頼り甲斐のある人はいないって！宜しくね、アブサロム！ロシー！』


そう。
私はアブサロムとロシーに協力を求めたのだ！

アブサロムのスケスケの能力で３人の姿を消し、ロシーのナギナギの能力で此方の音を遮断したのだ！！

側からはなんの変哲もないただの空間！

中也と太宰さんも気づかない。

つまり！
好きなだけ盗さt)))見る事ができるのだ！！！！




中也「……なンか聞こえなかったか？」

太宰「私は悪寒がしたのだけど」


なんかバレてる？？？
いやいや、まさかね〜？


中也「まあいい。手前は今や悲しき虜囚。泣けるなァ太宰。否、それを通り越して＿＿＿＿＿少し怪しいぜ。丁稚の芥川は騙せても俺は騙さねえ。何しろ、俺は手前の"元相棒"だからな。……何をする積りだ」

太宰「何って……見たままだよ。捕まって処刑待ち」

中也「"あの"太宰が不運と過怠で捕まる筈がねえ。そんな愚図なら、俺がとっくに殺.してる」

太宰「考え過ぎだよ。心配性は禿げるよ。まさか……」

中也「ハゲ隠しじゃねえぞ。一応云っとくが。俺が態々ここに来たのは手前と漫談する為じゃねえ」

太宰「じゃ何しに来たの」

中也「嫌がらせだよ」

太宰「……！」


この日の為に、一眼レフ買っといて良かったッ！！！！！！

４９話　何故か悪い顔をしている時の中也さんと太宰さんがカッコよく見えてしまう……→←４７話　そういえばドス君の声って桂さんの声なんだよなぁ。……あの人頭バカなんだけどなあ

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