私の異能生命体は死者限定です ２

４６話　気まぐれカフェにはキャラが集まる習性でもあるのだろうか ページ3

？「ふふふ。やはり面白い方ですね」



拝啓 自称神殿。

私が何をしたっていうんですか…

次会った時はその無駄に整っている顔面を百発程度殴らせろ下さい。

敬具

















時は数刻前。
敦くんが与謝野先生の生贄となって探偵社を出た後、私は久しぶりに気まぐれカフェを開店していた。

昼過ぎにもなるとだいぶ客足も落ち着き、のんびり食器洗いをしていると、"その人"がやってきた。


？「おや、今日は開いてるんですね」

『いらっしゃい、まぁ＿＿＿』

？「何か？」ﾆｺｯ


待って。私ﾀﾋんだんじゃ？
原作ではもうちょい後に出てきますよね〜？貴方？？


『い、え、いえ、滅相もない。お好きな席へ』

？「では失礼」


確かに！確かにお好きな席へとは言ったけど！！
何でカウンターに座るかな〜？？？






フョードル・ドストエフスキーさん！！


ってか、頭の帽子可愛い！


ﾄﾞｽ「紅茶はありますか？」

『あ、はい！えっと、ダージリンでいいですか？』

ﾄﾞｽ「構いませんよ」


おおふ。
顔がいい…

微笑んだだけで人殺.せるのでは？


ﾄﾞｽ「今日は貴方にお話がありましてね」


うん。すっごく自然に話してるけど、圧が凄いな。


ﾄﾞｽ「貴方もこちら側に来ませんか？」

『ｽｩ。はい？』

ﾄﾞｽ「貴方には前世があると聞いています。私がどう言った意味で言ったのか、分かりますよね？」


確かに意味は分かる。
つまり、"そういう事"なのだろう。

勿論答えはNO一択だけど…

これ、断ったら殺.されるとかない、よね？

なんとかドス君の逆鱗に触れる事なく、やんわり断って殺.されないようにする！

いや、無理難題すぎないか？？？？


『因みに、拒否権とかって…』

ﾄﾞｽ「私が納得する理由を教えて下さい」


ですよね〜。



















『＿＿光があるからこそ闇がある』

ﾄﾞｽ「…」

『私は一般的に言われている"正義"が、正しいなんて思った事はありません』

ﾄﾞｽ「と、いうと？」

『例えば警察。表面上は市民を守る絶対的正義として見られるでしょう。だけど、実際警察はクソだ。助けを求める市民がいても、自分の利益の為だけに動こうともしない。どころか、市民を見殺.しにする奴もいる。上にいけばいくほど余計にね。…まあ、きちんと善行を行ってる人もいるだろうけどそれはほんの一握り。そういう人達こそ真っ先にﾀﾋんていく。上の連中のいいように使われていく。そんな連中の事を私は"正義"だなんて思いません』

４７話　そういえばドス君の声って桂さんの声なんだよなぁ。……あの人頭バカなんだけどなあ→←４５話　今回の発言で、とんだメルヘンチック野郎だと思われてたら私はﾀﾋぬ…

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