５６話 中也さんはどんなお酒が好きなのかなあ ページ13
あれから暫く、私は＿＿＿＿＿＿＿
久作「お姉さん！次はどんなお話？あ、お姉さんが話してくれるなら何でもいいけどね！」
Ｑ君に懐かれました。
『いや〜、Ｑ君は可愛いねえ』
久作「む。ちょっとお姉さん！子供扱いしないで！」
『そうだね〜。可愛いねえ』
久作「聞いてるの？」
いやー、Ｑ君の周りだけお花が舞ってるように見えるんだよねー。
空気がほわほわしてるというか。
なんか、和む。
中也「おい、時間だ」
『え、もう？』
中也「もう？じゃねえよ！！少なくとも此処に２時間は居んだよ！！流石に出ねえとまずいぞ」
そっか。もうそんな時間か。
中也さんにはかなり迷惑をかけてしまったな…。
誰も此処に来ないように根回しとかしてるんだろうし……。
本当にお人好しだよ、彼は。
今度高いお酒でも送ろうかな。
久作「お姉さん、もう行っちゃうの？」
『んぐっ！！』
ｸｯ！そんな目で見ないでくれ！！
決意が揺らぐじゃないか！！！
中也「我儘云ってんじゃねえよ」
久作「お兄さんには云ってないんだけど」
中也「んだと？」
久作「ねえお姉さん。お姉さんは僕とまだ一緒に居たいよね」
『勿論！当たり前＿＿』
中也「ダメだって云ってんだろ」
久作「…お姉さん。行かないで」
『ぐはっ！』
すっごいカウンターが入ったよ。
不意打ちはやめようね、Ｑ君。
『中也さん。ダメです。どうしてもＱ君が可愛くて…弟みたいですっごく離れ難いです！！』
中也「手前は何いいように使われてんだよ」
『だって！弟みたいで可愛いんだもん！』
久作「何云ってるの？お姉さんは元から僕のお姉ちゃんでしょ？」
『はっ！そうだったのか！』
中也「莫迦か、違えよ」
頭をスパーンッと叩かれた。
痛いよ、中也さん。
中也「ほら、帰るぞ」
『うぅっ。Ｑ君、また絶対来るから！約束するから！』
久作「…ほんと？」
『うん。私はね、平気で人を裏切るし、嘘もつくし、騙したりするけど…』
中也「ダメじゃねえか」
『だけどね！約束だけは、絶対に守るから！死んでも！幽霊になってでも絶対に守るから！！』
久作「………あはは。そっか！分かった。また来てね、約束だよ、お姉さん」
『うん。約束』
私はＱ君と指切りをした。
.
『中也さん。ありがとうございました。いろいろと』
中也「…何の事だ？」
ほら、そういう所がモテるんですよ。
『"また"お願いしますね』
中也「また会うのかよ！？」
５７話 乱歩さんがお菓子をくれるだなんて……明日は雪でも降るのだろうか→←５５話 Ｑ君は可愛いの化身だと思うんだよね
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壊(プロフ) - 設定読んでたら、ただの一般人とは？ってスペキャになるんだが？？？ (10月21日 21時) (
レス) @page1 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 桜さんありがとうございます！ (5月12日 20時) (レス) id: ed5fab0d73 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 頑張ってください！初めてコメントするので緊張しています。更新もいろいろ頑張ってください！応援しています！！いつも楽しませてもらっています！ (5月11日 22時) (レス) id: d710d605b3 (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ君。(プロフ) - kさん» 確かに! (5月10日 22時) (レス) id: 49ed8a4d79 (このIDを非表示/違反報告)
k - もしなれたとしても、姐さんの可愛さで尊ししますね (5月10日 16時) (レス) id: 3ab525940f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2023年3月18日 19時
