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貴方のために ページ45

「君は戻ったら、また辛い思いをする。僕にはわかる。利用されるし、また昔のように殺してと嘆くよ?


そんな事になるなら……、僕は君の悲しむ姿を見たくない。


だから、永遠にここに居て、僕と一緒にいよう」


阿朱羅丸は私の足を握る力を徐々に強めてくる。

『阿朱羅丸っ……痛い』


「こんなもの、君がこれから受ける痛みに比べれば、痒くもないよ、」


阿朱羅丸の目は、本気で、目が離せなくなった。

『……貴方のパートナーは優一郎くんだよ、もう、私じゃないの。


あとね、1人って、耐えられないくらい辛いの。けど、それを乗り越えて人は強くなれる。強くなれば守りたいものが出てくる。優一郎くんは今、必死で私を助けようとしてくれてるの。



阿朱羅丸も、助ける。


優一郎くんはそう言ってたよ。だから、優一郎くんに私を助けさせてあげて?』


阿朱羅丸は目を見開き、私の腕を離した。


私は阿朱羅丸の頬に両手を添えた



『阿朱羅丸、貴方がいてくれて良かった。私の元パートナーがあなたで良かった。ありがとう。』


阿朱羅丸に、抱きしめられ、意識が徐々に薄れていった。



「僕も君が大好きだよ_____」



阿朱羅丸の目からは涙が出てたのを最後に、









「A……っ!」


目が覚めると、優一郎くんに抱き着かれた。



状況では、カレンダーを見ると、私が怪我をした日から三日たっている。



私のおでこにタオルがあり、近くには水を汲んだ桶がおいてある。



優一郎くんが、四六時中、私のことを看病してくれたのだろうか。



『……優一郎くん、ありがとう。』



優しく背中をポンポンと叩いた。耳元では鼻をすする音が聞こえる。



ごめんね、私のせいで泣かせて。




それから、泣き疲れたのか、私に抱きついたまま優一郎くんは寝てしまったので、私のベッドの中に入れされ、久し振りに二人で寝た。






あんなにも小さかったのに、いつの間にか大きくなっていた。

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嵐影(プロフ) - かれーるー様へ、再開しますよ!よろしくお願いしますね! (2017年1月1日 13時) (レス) id: f392a9ff05 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるー(プロフ) - 更新再開ですか!?!?めっちゃ楽しみです!!あと、明けましておめでとうございます (2017年1月1日 12時) (レス) id: a43b391270 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ(プロフ) - 更新待ってました!!これからも頑張ってください!応援しています!! (2016年10月24日 15時) (レス) id: 46f7cad320 (このIDを非表示/違反報告)
わこるわちゅる。 - ひゃぁぁぁぁ!!めっっちゃ面白すぎやですよ!!こりゃぁ!続きが楽しみやです!!更新、頑張ってくださいね!応援しております!!^^* (2016年7月19日 1時) (レス) id: 2f6c722ffa (このIDを非表示/違反報告)
嵐影(プロフ) - konohaさん» 遅れてすいません(~ω~;))塾のテストが忙しくてあまり更新でしません!だけど、頑張ります! (2016年4月14日 21時) (レス) id: f392a9ff05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:架恣箆 | 作成日時:2016年1月23日 7時

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