検索窓
今日:11 hit、昨日:32 hit、合計:154,752 hit

向けられた銃口 鵺 ページ41

Aが俺を突き飛ばした。





嫌な銃声の音が、俺の脳内に響き渡った



赤い液体が、俺の服や、肌、武器につく




「や、や、やったぞ!俺はっ!親の仇を……





うったっ!!!」



ドサッ、というAが床に倒れ落ちる音が、殺された家族をフラッシュバックさせた




『っっ、ぁっ、』



たった一発の銃でも、Aは、ただのか弱い人間。



俺達のように鬼呪をもつ人間と比べたら、すぐにしんでしまう



死ぬことに、



誰かが死ぬことに、





殺される事に、恐怖を覚えた


『優っ、いち、ろ、く、ん、




わた、しは、



だいじ、ょ、ぶ


だ よ ?』



〘 ゆう、ちゃん、にげ、て〙


〘 ゆうにぃぃっ!!〙


なんで、また、殺されるんだ、




俺の家族は


「おい!まだ生きてるぞ! 」


Aが、必死にたとうと、両手足を動かす



「誰か、とどめをさせよ!」




「早くっ!私たちが殺されるっ!!」


「オメェ等、いい加減にしよろ!!!!!



Aはそんな事絶対にしねぇよ!!!!!」

「うっさい!!血の繋がらない家族が殺されただけで、なによっ!!


こっちは親を、兄弟を殺されたのよっ!?




許せるわけないじゃないっ!!!」


血が繋がらないからってなんなんだよ、




Aだって、俺の大事な姉だ



「は?……殺された……だけ?




なにが、お前に、分かるんだよ



ぶっ殺す」

「っっ!!!コイツもやれ!」


俺は阿朱羅丸を抜いた



訓練場は騒がしくなり、上の奴等までもが駆け付けてきた




「何事だ」

「ぐ、グレン様!」



グレンが来たことに驚き、グレンの方を向いた瞬間に、何かが切れる音がした


肉が切れるような、


『優一郎くんはっ!!!!!




悪くないからッッッ!!!!!』


俺の方へと倒れ込んできたA。


しっかりと受け止めると


俺の白い手袋が、真っ赤に染まった



背中を切られたAは、貧血で朦朧としていた





「何事だ、今は訓練の時間のはずだ。なぜ訓練していない?」


柊のやつが来た






「……、


何故、Aが血だらけなんだ。





誰か、説明しろ」

向けられた銃口は…?→←向けられた銃口 鵯



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (167 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
392人がお気に入り
設定タグ:終わりのセラフ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

嵐影(プロフ) - かれーるー様へ、再開しますよ!よろしくお願いしますね! (2017年1月1日 13時) (レス) id: f392a9ff05 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるー(プロフ) - 更新再開ですか!?!?めっちゃ楽しみです!!あと、明けましておめでとうございます (2017年1月1日 12時) (レス) id: a43b391270 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ(プロフ) - 更新待ってました!!これからも頑張ってください!応援しています!! (2016年10月24日 15時) (レス) id: 46f7cad320 (このIDを非表示/違反報告)
わこるわちゅる。 - ひゃぁぁぁぁ!!めっっちゃ面白すぎやですよ!!こりゃぁ!続きが楽しみやです!!更新、頑張ってくださいね!応援しております!!^^* (2016年7月19日 1時) (レス) id: 2f6c722ffa (このIDを非表示/違反報告)
嵐影(プロフ) - konohaさん» 遅れてすいません(~ω~;))塾のテストが忙しくてあまり更新でしません!だけど、頑張ります! (2016年4月14日 21時) (レス) id: f392a9ff05 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:架恣箆 | 作成日時:2016年1月23日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。