向けられた銃口 鵯 ページ40
グレン君に自室まで送ってもらい、その日は寝た
久し振りに、誰かのぬくもりを感じられた。
ベッドから体を起こして、服を整えた
制服のまま寝てしまったから、少しだけシワがついてしまった。
『私も、いつまでもじっとしてられないな、』
扉を開いた。
私の足が向かうのは、訓練場
優一郎くんがいるみたいだから、行ってみたいと思った
廊下を歩き、人とすれ違う度、何か影で言われている。
高校生のとき、慣れていたから無視できた
優一郎くんの必死になって刀を振る姿を想像すると、自然と笑がこぼれる
早くなる足に気づかずに、優一郎くんの元へと向かう
、
、
扉を開ければ、訓練している子達の視線が私の方へ向く
もちろん優一郎くんも私の方を向いた。
「あぁぁあ!Aっ!来てくれたのか!?」
満面の笑みを浮かべ、私に飛びついてきた
『練習続けててもいいんだよ?』
「いいんだ!Aが見に来てくれたから!」
ピンクの髪をした男の子が、驚いた顔で私を見る
「あれって、日本を滅ぼした、
零神Aじゃねぇか?」
誰かがそうつぶやいた瞬間に、騒がしかった訓練場が、一気に静まり返った
「まじかよ、あの……零神?
なら、ここで、殺すしかねぇよな、
俺の父さんと母さんを、あいつは、殺したから、」
「待てよ!!Aはそんな事しねぇよ、何勝手に決めつけてんだよ」
わらわらと私の方へ武器を持った子供たちが集まってくる。
優一郎くんは、そんな私を庇うように私の前に出てきた
「お前は知らねぇのかよ、あいつのせいで、12歳以上の人間が死んだんだぞ、」
「そ、そうだよ!私だって、お姉ちゃんが殺された!」
「今なら仇がうてる。」
「俺は零神を、殺すために、今まで、生きてきた、」
みんなの視線が私に注ぐ。
殺意に溢れている
人混みの中で、誰かわからない子が、私に銃口を向けた
『ッッ!!!!!
優一郎くんっ!!』
建物内は、嫌な銃声の音で響き渡った
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嵐影(プロフ) - かれーるー様へ、再開しますよ!よろしくお願いしますね! (2017年1月1日 13時) (レス) id: f392a9ff05 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるー(プロフ) - 更新再開ですか!?!?めっちゃ楽しみです!!あと、明けましておめでとうございます (2017年1月1日 12時) (レス) id: a43b391270 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ(プロフ) - 更新待ってました!!これからも頑張ってください!応援しています!! (2016年10月24日 15時) (レス) id: 46f7cad320 (このIDを非表示/違反報告)
わこるわちゅる。 - ひゃぁぁぁぁ!!めっっちゃ面白すぎやですよ!!こりゃぁ!続きが楽しみやです!!更新、頑張ってくださいね!応援しております!!^^* (2016年7月19日 1時) (レス) id: 2f6c722ffa (このIDを非表示/違反報告)
嵐影(プロフ) - konohaさん» 遅れてすいません(~ω~;))塾のテストが忙しくてあまり更新でしません!だけど、頑張ります! (2016年4月14日 21時) (レス) id: f392a9ff05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:架恣箆 | 作成日時:2016年1月23日 7時