【終わりのセラフ】優しき涙second

二十粒 ページ20

月詠「欲深き人間め



よくもAを被検体にしたなぁ


クソッ!!!!!



殺してやる!!!!!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!!!!!!!!!!」


貴「(ｺﾞﾊｯ……………つく、…よ…み……………



やめてっ！



(ｶﾞﾊｯ(ｺﾞﾎｯ



ハァハァ」


グレ「おい！Aっ!!!!!


クソ鬼が!!!!!


Aを苦しめるな!!!!!



それ以上やればAは人間じゃなくなる!!!!!



お前の操り人形になって、



お前の名前を呼んでくれる人は





いなくなるんだぞ!?!!???」


月詠『黙れっ!!!!!




お前らが……………Aを


利用しているんだ!!!!!





わ、るいの、は、に、んげ、ん』




貴「グレンお兄ちゃん……………



私ね、…………お兄…ちゃ…んのこと……………ね




信じ…てる……………から



私が、……………ぼう、そ、うしたら




殺…し……………て」


グレ「まて、お前何しようと……………」


血を盛大に吐き


Aは、自分の体に、鬼呪装備を刺した



貴「鬼よっ!!!!!血を吸え!!!!!」


そして、ベッドから落ち、倒れた


傷は、気持ちの悪いくらいに治っていく








グレ「帰ってこいよ……………」


Aを抱き上げ、ベッドに寝かせた








・









・





貴「ツクヨミ！


どうしたの？急に暴走して




私の中にいるものは、大丈夫だから



無理に殺そうとしなくていいんだよ？」


月詠「許せないんだ



君を



僕の友達を




利用するなんて





許せないんだ



特に柊真昼と







一瀬グレンだけは




許せない





ねぇ、A？







僕にAの体を







ちょーだい？」




私にツクヨミは、刀を刺した





ツクヨミは笑いながら私を刺す




私は倒れず、そのままの体勢でいた


そして



ギュッ

月詠「!?」


私は月詠を、ツクヨミを抱きしめた


貴「あなたに罪はない



私がセラフになったのは、




この世界のためなんだ




ツクヨミは、私を守ろうとしてくれて





こんな事するんだよね？







もう





大丈夫だよ





もう、そんな顔しないで」



ツクヨミは泣いていた。





心の底から悲鳴を上げて





私の肩にはツクヨミの涙がついている









ツク「Aにはっ、ほんと適わないや





本当に





嘘のない勇気だね」







ツクヨミは、私に力をくれるといい







" ごめんね"


といい、消えた









嘘のない、勇気だね

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