【終わりのセラフ】優しき涙second

十七粒 ページ17

優「なぁ、A…………お前は無茶ばっかして




小さい頃も俺とミカを心配させたな



頼むから……………




早く目を覚ませよ」



目が覚めて


いわれたのは


Aの安否だった。


生きている事に、最初は嬉しくて、嬉しくてたまらなかった


カーテンを開けて絶望した



俺には、包帯やシップしか巻かれてないのに



Aは、酸素マスク、点滴、心電図などをつけられていた


優「ごめんな、俺が守るって





守るって言ったのに





ごめんな。約束破って」


Aの頭を撫でながら謝る


涙が出てきた


俺の涙がAの目に落ちる




そういえばAの泣いていたところは見たことがない



なんてことを思いながら


Aの寝ているベッドに、前かがみになって







寝てしまった






起きたのは、朝だった








・









・

グレン……………お……………兄ちゃ…ん


柊…くれ…と……………





く………………クル…ル





思い出したんだ




あの頃に会った



私の友達





グレ「お前がAか。




俺はグレン


お兄様って読んでいいぞ」


暮人「ん？迷子か？オレは柊暮人。


送っていってやる



どこだ？家は」


クルル「ふふっ、哀れな人間とは違って



貴方には求める物は無い
面白い




私はクルル



貴方は？」





なんだかまだ、思い出さなくちゃ行けない人がいるようなきがする






けど、





《早く…目ェ覚ませよ……………Aっ、》



誰かが、私を呼んでる





行かなきゃ

十八粒→←十六粒

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す