【終わりのセラフ】優しき涙second

十粒 ページ10

目が覚めると




お義母さんが、泣いていた




女「痛いっ！！



どうしてこんな悪魔を拾ってきんだ！！





早く殺して！





じゃなきゃ





私が死ぬよ！！！」



自分に刀を刺して




地面に崩れ落ちる母






辺りを見れば



部屋はグチャグチャ





私は何もすることが出来ない




今の状況の理解すらも難しいのだから






男「ふざけるなよ……………





俺の嫁を返せ！！





どうして死ななければならないんだ！





あいつに罪なんてない！」



なきさけぶお義父さんに





首を締められる



いっそ楽になりたい



そう感じたが



男「これからいうことを忘れるな





2度と



心の底から笑うな!!!!!!!!!


二度と俺達のような家族に近づくな！





二度と……………





二度と……………!!!!!!!!!







涙を流すな







お前は許されないんだ」


私は首を必死に縦に振る


すると



家に火がついた




お義父さんは


男「約束は守りました！


私をここから助けて下さい!!!!!!!!!」


叫び出した



私はショックすぎて、何もすることが出来ない




ひがせまっているなかで





何も感じないのだから



？「お疲れ様でした！




さてと、それでは貴方には死んでもらいます





じゃ、Aちゃん！一緒に施設へ行こう！」


別の男の人が私の体を抱き上げる


男「どういう事ですか！？




話が違う!!!!!!!!!」


？「そんな金があるくらい余裕なら





被検体をもっと増やして






実験に使ってるよ







バカが





そこでくたばっておけ」


私は安全なところまで連れて行ってもらった




？「Aちゃん！僕は斉藤！




君を明日迎えに来るから




準備しておいてね！」



優しく私に行ってまた消えていった





新しく出来た家族の家は




次の日跡形もなく消えていた



私は燃えた家で、一つの写真を探した




私と優ちゃんの二人の写真だ



こっそり、お金をとってカメラを買い、写真にした




二枚の写真を掴み、その近くの燃えたタンスの中を探した


木がもろく、崩れたりもする中に




三つのロケットペンダントを掴んだ




私は、優ちゃんのところへ走った





サヨナラと言うために








貴方との思い出を残すために

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