７６話 ページ28
『私は、心のどこかで彼が改心するんじゃないかと思っていました。そして、彼を改心できないようじゃ、私は、誰も……あの人も救えない。だから、ここで学びたいんです』
｢あの人…？｣
『ごめんなさいそれは言えません。……兎に角、ありがとうございます。私をここに置いて下さって』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『相澤先生っ』
｢？どうかしたか｣
『えっとその、言いたいことあって。』
｢……手短にな｣
何かを勘違いしているのか、プレゼントマイクとミッドナイトは相澤の背中を叩いていた。
そう、Aはあのことについて謝りたいだけなのだ。
『……あの会見実は拘束されてる間に見てました』
｢！｣
『ごめんなさい、私の勝手の行動で、相澤先生達に謝らせてしまって。』
同時に頭を深く下げる。それを見て相澤は頭を抑えながら左右を悩ませたように見た。
｢お前がした事は、俺は許してない。｣
その言葉に手を強く握りしめた。すると、直ぐに頭に軽く重みが乗る、それは相澤の手によるものだった。
｢けどな、俺はお前が無事ならそれでもいいと思ってる。俺が謝るのはお前達をヒーローへと育てるためだ。｣
『……で、でもですね！あれ程メディア嫌いのイレイザーヘッドをメディアの前で頭を下げているというのか私の中で許せなくてですね……ハッ！……何でもないです』
｢……フ、お前最近顔が良くなったな……まぁ、お前にはほかにも頼みたいことがこれからもある、頼むぞ｣
『は、はい！』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『……しかし、敵連合は何処に……今は合宿で失った力を補うために動いてるのかな。……それは有り得そうね……お兄ちゃん、私……必ずお兄ちゃんを倒すから』
その為にも強くならないと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 763人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキヒメ - すごく面白いです！続きがなくって絶望してるんで、できれば続きと言う名の希望をください (2021年7月16日 17時) (
レス) id: 797b99f061 (このIDを非表示/違反報告)
落葉(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます。長々と放置していたにも関わらずそう言っていただけるとは……。しばらくは更新頻度あげます() (2020年3月15日 14時) (レス) id: 2f3ab52958 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年2月4日 15時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新お疲れ様です！また読めて嬉しいです！！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
落葉(プロフ) - ノルンさん» 久しぶりに来たらお気に入り登録してくださってる方がいらしたので、放置するのが申し訳なくなってきたので更新再開することに決めました！！ (2018年2月10日 20時) (レス) id: e8506792dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
