７３話 ページ25
とりあえず事情聴取を受け、警察の人に自宅まで送って貰った。
なんだか一安心して疲れてしまったので、そのまま眠ってしまったが。
しばらく学校も休みなのでのんびりしていると郵便が来た、どうやら、雄英を全寮制にしようとするらしい。
『……別に私は元々一人暮らしだし、いいけどなぁ……家庭訪問か。……一応連絡してみるか』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢……今回は娘さんの事で｣
｢あらぁ！もう、相澤くんったらそんなにかしこまらないでも｣
｢コラコラ糸菜……相澤くん困ってるだろう、それにオールマイトさんも居るんだし｣
『……』
｢この子ったら入学する前からイレイザーヘッドのファンで……｣
『お母さんっっ！！それ余計だから！！今！！余計！！』
｢！貴方いつの間にそんなに感情が出せるようになったの！？私感動だわぁ！！！｣
『糸でてる！！やめて！！……それに、少しこの場をお借りして言いたいことあるんです』
｢あら、Aもかしこまっちゃって、お見合いかしら｣
『お母さんっっ！！……敵連合の中に……お兄ちゃんが居た。』
そう言うとニコニコと笑っていた母は、目を伏せ。父は口を紡いだ。相澤は目を見開き、オールマイトはあの中に君のお兄さんがと言葉を漏らした。
『……兄は私にまた鍵をかけようとしました……』
｢……どういう事だA｣
『……これは一部の人しか知らないことですが、私が無気力のようになり始めたのは兄が私の中に様々な鍵を掛けてしまったからです。』
｢鍵？｣
｢……この子の兄は、簡単に言えば何でも鍵をかけられる個性で、動きを止めることも出来、その鍵は個性を封じるものも効かず、相澤くんの個性でも消せるものでは無いの｣
『…私は、あまり兄のことを大事にしたくはなかった……そんな事をしても、私の兄であることには変わりないのですから……だから私は特訓をしてそうなったと周りに言い聞かせました。』
｢A…｣
『私は、強くなる』
Aの両端に座っていた両親がぎゅぅっと両側から抱きしめ、おいおいと泣き始めてしまった。
抱きしめられてる本人は、心底苦しくて不愉快という表情を浮かべていた。
｢……教えてくれて、ありがとうな｣
『ずっと話したかったのですが、止められていたので』
｢…そ、そう！相澤くん。全寮制の話だけれどね！元々この子一人暮らしさせちゃってるから全然構わないわ！むしろ家に居るより、寮の方が安全だもの｣
｢ありがとうございます｣
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ユキヒメ - すごく面白いです！続きがなくって絶望してるんで、できれば続きと言う名の希望をください (2021年7月16日 17時) (
レス) id: 797b99f061 (このIDを非表示/違反報告)
落葉(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます。長々と放置していたにも関わらずそう言っていただけるとは……。しばらくは更新頻度あげます() (2020年3月15日 14時) (レス) id: 2f3ab52958 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年2月4日 15時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新お疲れ様です！また読めて嬉しいです！！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
落葉(プロフ) - ノルンさん» 久しぶりに来たらお気に入り登録してくださってる方がいらしたので、放置するのが申し訳なくなってきたので更新再開することに決めました！！ (2018年2月10日 20時) (レス) id: e8506792dc (このIDを非表示/違反報告)
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