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wnside
オープニングを撮り終えて、車に移動した俺ら。



wn「ねぇ、さっくん」


sk「はい、さっくん」


wn「ふははは( ´∀`)」


sk「ふふふ…あ、なに?笑」


wn「お腹空いてない?」


sk「まぁ…空いてないわけじゃないけど…」



食欲がないわけじゃないんだよね。

痛くて食べれないんだよね。



wn「俺と涼太とふっかでさ、これ作ってきた」


mm「何々?あ、例のあれか!」


sk「なに、めめも知ってんの?」



マネージャーさんにお願いして車に置いておいてもらった、少し大きめのバックから一つのお茶碗を出す。



wn「じゃーん、茶碗蒸しでーす!」


sk「おー、え、これ作ったの?」


wn「そうだよ。中に具も入ってるよ」


sk「おわ、すっげ、これ…!」



ふたを開けた佐久間は目を輝かせた。


野菜は小さく刻んであるから大丈夫なはず…


でも、問題は味。


口内炎に染みないように、味は薄め。


だから佐久間好みの味かはわからないけど…



wn「食べてみる?」

sk「え、いいの?」

wn「もちろん。佐久間のために作ったんだから」



”何かカップルみたいだな”

と言いながらスプーンを手に取り、恐る恐るではあるものの、一口、口にすることができた。




wn「……どう?」


sk「あぁ……」



”あぁ”って笑

何も伝わらないけど笑




でも、顔を覗いてみると、左手で顔を覆っていたけど目尻は下がっていた。




sk「あのね…めっちゃ久しぶりのご飯って感じがする」


mm「しばらくゼリーだったもんね」


sk「すごいおいしいよ。これならいくらでも食べれる!ありがとね」


wn「どういたしまして。アイデア出したのはふっかで、味の総監督は涼太なんだけどね笑」


sk「え、翔太は何担当?」


wn「調理担当なのかな?」


sk「質問を質問で返すなよ笑」



よかった。

おいしいって心の底から嬉しそうに微笑む彼の笑顔は、本当に久しぶりで、見ているだけでこっちも嬉しくなる。



佐久間は、最後まで食べきることができた。



こうしてまた一つの山を乗り越えたけど、きっと、これから何回も壁にぶち当たることがあると思う。


その時はまた俺たちが出来る限りのサポートをする。


”当たり前”のことを”当たり前”にできるように。






彼が一日でも早くいつも通りの日常に戻れるように…

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manachan1410707(プロフ) - 初めまして!更新楽しみにしています。パスワードを教えていただくことは、出来ますか?よろしくお願いします。 (2020年12月6日 23時) (レス) id: ef0cd888d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この作品が大好きで、更新毎回楽しみにしてます。申し訳ないのですが、パスワードを教えていただくことは可能でしょうか?教えていただけると嬉しいです。お願いします。 (2020年12月5日 22時) (レス) id: e1dc0757dd (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 初めまして!いつも更新楽しみにしています。パスワードを教えて頂くことは可能でしょうか?よろしくお願いします。 (2020年12月5日 22時) (レス) id: 95fcfdf22f (このIDを非表示/違反報告)
arashisho125(プロフ) - いつも楽しみにいています。Part1を読んでいて、パスワードを教えてもらう事出来ますかよろしくお願いいたします (2020年12月5日 18時) (レス) id: 2f3ac523c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉邇児 | 作成日時:2020年4月8日 18時

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