第陸日目 真昼 【時透無一郎】* ページ23
* 時透無一郎
『…ん』
あれ?御館様の膝枕で寝てたんじゃないっけ
「起きた?」
『…ん?無一郎くん?』
「もう、御館様の膝の上で寝るとかどうなってんの」
寝るなら僕の膝でもいいじゃん
『いやそこかよ』
御館様の膝枕気持ちよかったなぁ
「…」
ギュッ
『…おっとどうしたの、』
「ねぇ、」
ドサッ
押し倒されていると気づくのにさほど時間はかからなかった
『なんだー。』
寝起きで力が出ない
最近襲われること多いな。
『おぉーどうしたの?』
「…もっと僕を意識してよ」
『ん?それはどういう?』
「…嫉妬だよ。ただの。」
『しっと?』
「…」コクッ
しっとって嫉妬?
『そうは言ってもなぁ』
「…Aの身体柔らかい」
『いや、やめろやめろ、変態認定するよ??』
「いい、それでも」
『へ?』
「認定されたら、もっと意識してくれる?」
耳元でささやかれる
「僕、Aが思ってるよりAのこと好きだよ」
『…』(思考停止)
寝起きで口説かれて冗談で返せるほど私は寝起きが良くはない。
「ね?僕と、イイことしようよ。」
純粋そうな目で見られれば、
『いや、今昼だし!ね?』
「じゃあ夜ならいいの?」
『ちがうけど、無一郎くんは未成年だし…』
「Aも未成年でしょ。」
「ていうか、宇髄さんや煉獄さんとするより健全に思えるんだけど」
そう言われてしまえばそうなのだ。だってあっち二十歳超えてるからね!うん!!確かに!
『でも、でも、ちょっと心の準備がまだかな!?』
そう否定すれば
「…」ムッ
無理強いはしたくなかったのか誘うことは辞めてくれた。
『…危な。』
と、一息着いたのも束の間
「じゃあ、Aから口付けして?」
まーた突拍子もねぇなこの柱は
『え〜』
「…じゃなきゃ襲う」
『わー!しますします!』
いくら私が柱でも男の子の力には叶わない
本気で襲われたら思うがままだ
「…」
キュッと目をつぶっている無一郎くんに
チュッと口付けをする
「え、終わり?」
『終わり終わり!!』
不服そうだったけどなんとか帰ってくれた。
______「きっとAから口付けしたのは初めてのはず。」
次はどの初めてを奪おうかな。
Aは強引なのに弱いみたい
第陸日目 夕方 【竈門炭治郎】*→←番外編 早朝 【御館様】
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燐(プロフ) - ひなさん» 宇髄さんことごとく不発ですね!笑 でも、そろそろ行動を起こすようです。私も好きです! (2019年12月12日 22時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 宇髄さんほぼほぼダメじゃないかぁ...そういう所も含めて好きなんだけどねっ (2019年12月12日 20時) (レス) id: e24aa52dc2 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 名無し5472号さん» 「喜んでくれたようで良かった。」「名前を変えられないのか?そうか、まいぺーじ を開いて 右上の設定を押し ぷろふぃーる設定 から変えられないだろうか。力になれずすまん。」「また りくえすと してくれ。」 (2019年12月8日 11時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
名無し5472号(プロフ) - んわぁぁぁぁありがとうございますぅぅぅ どうしても名前の変え方が分からなくて…!!!錆兎かっこよすぎますぅぁあ (2019年12月8日 7時) (レス) id: 4ba81fc84d (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - エルとさん» 「えると ちゃんは渡しませんよ?特に冨岡さんには。」「…それは、えると が決めることだ。」「そんなんだから嫌われるんですよ?」「(心外)」「また、りくえすと 待っている」ニコッ (2019年12月7日 21時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年10月29日 17時