一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

番外編 其の壱 昼 【錆兎】 ページ20

錆兎




よし、鍛錬でもするか



なんか人に見られてるところだと集中出来ないんだよね。



特に炭治郎とか炭治郎とか炭治郎とか善逸とか善逸とか善逸とかにみられてると



『よし。』



光の呼吸 壱の型 月光驟雨



『まだまだだなぁ』



まだ、強くならなければ



弱い柱ってなんかやじゃぁん。



＿＿＿＿＿



それから一刻ほどたっただろうか



『ふー。かすてら食べよ』



そう思って振り向くと



｢お前は柱か？｣



『ん？』



狐の面を被った獅子色の髪の男の子とふわふわした雰囲気の女の子がいた



『一応ね。』



｢そうか。｣



＿＿＿＿＿それから色々話して打ち解けた私たち



｢義勇は元気にやっているか？｣



｢Aさんいい香り〜！｣



『あ、冨岡さん？うん、この間かすてら食われて殴りかけたばっかりだけど。え、本当？嬉しいなそれ！』



｢そうか。｣



『あ、ねぇねぇ。錆兎くんと真菰ちゃんはさ恋仲の人を選ばなきゃならないと言われたら何を基準に選ぶ？』



｢恋仲、か？｣



『おん。』



｢…俺は男だからAと基準は違うのだろうが、女の目線からいえば守ってくれるやつがいいんじゃないのか？｣



｢私は、頼れる人かな！｣



そうなったら悲鳴嶼さんが一番よくね？



『まぁ、それは無いか』ﾎﾞｿｯ



少なくとも柱のみんな強いしな



｢…俺も生きていたら、Aのような者と出会えたのか。｣ﾎﾞｿｯ



『ん？どうしたの錆兎くん』



｢いや、どうもしていない。｣



｢あ、私、皆と遊んでくるね！｣



『え、うん！気をつけてねー！』



｢…俺は最終選別で命を落とした｣



『おーじゃあ幽霊か』



｢…驚かないのか｣



『ん？いやまぁ、特に』



『てか、生きてたら冨岡さんと同い年ってことは先輩じゃんか』



｢…ふっ、まぁそうだな｣



『ここにいるってことが大事じゃん。…きっと、炭治郎を導いたのも貴方達でしょ？』



｢…！｣



錆兎くんの目が少し見開かれる



『そんくらい言われなくても分かるって。一応柱だから』



『ま、戦うのはめんどいから鬼と仲良くなれればいいよねもはや。』



｢じゃあなぜ鍛錬をしている？｣



『ん？だって』



目の前で大切な人が居なくなったら嫌じゃん。



『守れるくらいの強さはないとね』



あぁ。成程。どうりで炭治郎や義勇が惚れるはずだ



｢…また遊びにこい。｣



『うぃっす。じゃあねー！』



また遊びに行こ。

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