一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第参日目 朝 【冨岡義勇】 ページ11

冨岡義勇 七月三日





＿＿＿＿＿『…んー。』



よく寝た。



よし、顔を洗ったらかすてらを食べよう(早い)



他の部屋のみんなはまだ爆睡してた



たく、終夜ちゃんを見習って欲しいものだわっ



『かっすてら、かっすてら♪』



そう思い棚を開けると



『…ん？』



な・い☆



｢あら、おはようございますAちゃん。かすてらを食べるの早いですね｣ﾆｺｯ



『…』



｢Aちゃん？｣



『誰だ』



｢あら、｣



とんでもないことになりましたね。



しのぶちゃんが私の好物と知っていて食べるはずがない、昨日ここにいた鬼殺隊員はあの部屋にいた他階級のやつと合わせてアオイ、なほ、きよ、すみ(ちゃん)の四人。その四人も知っているから食べるはずがない。ということは

ここまで0.2秒




ｼｭﾊﾟｧｧｧﾝ



『おいこら』



1「(うわ、光柱だめちゃくちゃ怒ってるよ！！)」



「「(入口ぶち壊した)」」



「…どうしたんだそんなに血管を浮き立たせて」



『どうしたもこうしたもね、ないんですよね。』



2「(一体何で怒ってるんだ)」



『誰、私のかすてら食べたの』



「「…え？(柱の好物食うわけねぇだろ！！)」」



「…かすてら？」



『私の大好物だよ！！』



3「(てか気づいてないかもしれないけど、善逸さんと伊之助さん以外タメ語使ってないしな。恐れ多くて)」



『お前か？？？？』



お？？っと言って胸ぐらを掴む



「まぁまて、人をそう疑うのは良くない」



『え、でも…』



そう言って振り返ると、



冨岡、あんた、自分の口元ちゃんと見たか？？？



「…？」



『冨岡さん』



気がつくとその殺気に気づいた他の隊員はいなくなっていた



『この口元についているのが、かすてらです』



「…すまない」



ｻｧ…と綺麗に顔が青ざめた



まぁ、知らなかったし、しょうがない。



とはならない！



『もう、しないでくださいね？？』



「わかった…」



もう、と言って部屋を出ようとすると



ｷｭｯと服の裾を握られて言われる



「本当に、すまない。」



『え、』



ちょっと予想外すぎてびっくりした



「後日、かすてらを送る。」



だから、…嫌いにならないでくれないか？



めちゃくちゃ小さい声で言った冨岡さん



『えっ』



何この人、かわいい。許す



『も、もうしないでくださいね。』



この男も天然で恐ろしい



それから暫くはかすてらが送られてきたそうだ。

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