ヒプマイ短編集2

それちょい違法【山田一郎】 ページ37

なみ様リクエストありがとうございます!!
またお待ちしております！

今回夢主さんは同い年です！
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山田一郎


ジリジリと陽が照る八月。今は夏真っ只中。


セミがうるさいとみんな言うけど
私はそれも夏だなぁって感じがして好きだ



『あっつー…』



ｶﾞﾁｬ…



『お邪魔しま〜す』



一歩足を踏み入れると心地よい冷気が通り抜ける



今日は山田家にお邪魔ゲームするためにと



私が密かに好きな一郎に会うため



｢おっ、来たか！｣



お邪魔と言っても毎日来てるわけで



一郎はふざけて一緒に住むか？なんて言ってくれている



気持ちは嬉しいけど付き合ってもいないのにそんなこと出来ないよね



『喉乾いた！』



｢ん。冷蔵庫に入ってっから適当にとって｣



『了解〜』



ｶﾞﾁｬと冷蔵庫を開け中を凝視すると



『お、これ美味しそう！』



私は一本の缶ジュースを手に取りぐびぐび飲む



『おいしーー！』



一旦ゲームを止めてキッチンに来る一郎



｢ん？何飲んでだ…っておい！これ！！｣



｢バカ、お前これ酒だぞ！？｣



『へ？』



そう言えば頭がクラクラするような？



まぁ気持ちいいしいいかぁ〜



『いいんだ！だいじょーぶ！』



｢…ダメだなこれは。出来上がってる。｣



『てかなーーんで未成年のいちろーの家におさけがあるんだぁ！』



少しのお酒に酔ったAはいつもより口数が多い



｢…あー。多分この間遊びに来た乱数が置いてったんだろうな｣



｢もうちょいで二十歳なんだから大丈夫だよっ♪とかなんとか言ってたわ。｣



急にｷﾞｭｯと抱きつかれる



｢…A？｣



Aは俺の服に顔をうずくめながらﾎﾞｿｯと呟いた



『いちろー。好きだよ？大好き。』



｢…えっ。｣



『頭ぐわんぐわんする』



｢…っなんだよ！水飲めとりあえず｣



とりあえず座らせて水を飲ませる



さっきの告白で自分も顔が熱い



『ん。』



少し火照った顔で水を飲むAはとても色っぽく見える



｢酒は飲ませるもんじゃねぇな(ﾎﾞｿｯ｣



『んー？何か言ったか！』



｢なーんも。寝ろ！とりあえず｣



＿＿約四時間後目を覚ました私は焦る。



『え、え。私、間違ってお酒飲んでそれで一郎に、』



｢お？起きたか｣



『本当にごめん。一郎』



｢ん。俺も酒入れてたの悪かったしな｣













｢それに俺も好きだし。お前のこと｣

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