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第弐拾壱日目 朝 【愈史郎】 ページ38

「あっぷるぱい と読むのか?りくえすと 有難う。またしろよな。」


______


愈史郎





「ごめんください。来てやったぞ」



『お、愈史郎くんじゃんどったの』



「そろそろ塗り薬が切れた頃だろうと思って届けに来てやった。」



『おー!ありがとう!珠代さんの薬めちゃくちゃ効くからなー有難い。』



「別にお前のためじゃない。珠代様が行けと言うから来たんだ。」



『ん?そうだね?珠代さんのことすごい好きだもんね』



「…別に俺は珠代様は…尊敬しているだけで」



『ん?なんか言った?』



「なんでもない。とにかく塗り薬はきちんと塗れよ。そして かすてら も控えろ」



「蟲柱様にも言われてるだろう」



『いやだー!!!』



生きがいを奪われるのは何ともキツイ



「はぁ…相変わらずそういう所が醜女、だな」



『顔面については否定しないよ。もはやいいよ醜女で』



「な…」




『でもね、私心綺麗だから!!!!うん!!!』



「…フッ 呆れたやつだな」



ニコッと困ったように笑う愈史郎くんは可愛い。



本人には言わないけど(怒られるから)



「あと見る限り任務多かったんだな」



『え、何故わかった』



そう、遊んでいる訳では無いのだ!結構任務はあるし寝るのも遅い。



「ほら、」



目の下に隈が出来てるぞ?



優しく目の下をなぞられる



『え、ほんと?』



「鏡くらいしっかりと見ろ、一応女だろ」



『いや、一応じゃなくても女だわよ』



「そうか。」



「そして珠代様からの伝言だ」



「『その軟膏はいつもの倍濃く作ってあるので少しだけ量を減らして下さい』とのことだ。」



「お前、人の言ってるところ聞かないところがあるからな。しっかりと守れよ。」



そう言って文を渡してくる



『へいへい、分かってますって。いつもより少量にね?』



「あぁ。」



「まぁ、無理はしすぎるなよ」



私の頭をさりげなく撫でると出ていく愈史郎くん



玄関には愈史郎くんの香りが残った



『…なんかいつもより優しいな』



ま、気のせいか



かすてら かすてら〜♪


_______



俺は珠代様は大好きだし、尊敬もしている。



だが、Aを考えると心臓が苦しい



…考えないでおくか



誰があんな女なんか。






気持ちに気づくのはもう少し先のこと。

第弐拾壱日目 昼 【不死川玄弥】→←続



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リオ - 煉獄さんと千寿郎くんを書いてほしいです!激甘でお願いします! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 20e3d4e7ea (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - お久しぶりです!アップルです!またリクエストいいですか?錆兎をお願いしたいです!よろしくお願いします! (2020年3月10日 0時) (レス) id: 34b6daf24f (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 可能でしたら全キャラで難しかったら伊黒さん、無惨、富岡さん、宇髄さん若しくは煉獄さんのヤンデレ甘々の物をお願いしたいのですが大丈夫でしょうか?? (2020年3月6日 21時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - 炭治郎が夢主ちゃんに甘える話ってできますか?モチのロン激甘で★ (2020年2月27日 19時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋桜琥珀さん» ありがとうございます!! (2020年2月23日 19時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月7日 21時

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