一月で惚れさせてください 弐 【鬼滅の刃】

番外編 其ノ伍 真昼 【時透無一郎】微＊ ページ4

｢幸福 りくえすと 有難う。｣｢今回、番外編にしたのは、作者のご都合だって。｣
(ここでは無一郎くんはこの作品ではヤンデレではないのでこのような形にさせて頂きました！)

｢ふーん。なんだか知らないけど、また りくえすと 待ってるから｣

＿＿＿＿＿＿＿


微＊ 時透無一郎



『そう言えば今日は無一郎くんの家に行かなきゃ行けないんだった』



この書類届けないと。



鴉がやれよと思ったが、鬼舞辻無惨についての重要書類だったから流石に手渡しだよね。



『無一郎くーん。ごめんくださーい』



ｶﾞﾗｶﾞﾗと居間の戸を開けると



ｽﾔｽﾔとお昼寝をしている無一郎くんがいた



『無一郎くん、起きて』



｢…ん、A？｣



ｷﾞｭｯ


｢あれ？胡蝶さんと冨岡さんといたんじゃないの？｣



『いやー急に…』



まてまてーい。



『なんで、それ知ってるの？』



｢…｣



ｷﾞｭｩｩと抱きしめる力を強める



｢Aは俺だけのもの(・・・・・・)なのに。｣ﾎﾞｿｯ



『ん？なんか言った？』



｢んーん。なんでもない｣



｢ていうか、すぐ来てよ。｣



心配したじゃん。



頬を膨らませる無一郎くん



『いやーごめんごめん。』



はぐらかされたな



書類を手渡した



｢ねぇ、A。｣



『んー？』



｢今、気になる人いる？｣



『…んー。いない、かな。』



実をいえばみんな平等に意識しているというか



｢…僕だけじゃ嫌なの？｣



『…僕だけじゃって、』



｢ねぇ、なんで他の男を見るの？別に僕だけで良くない？｣



『え、だって、』



しどろもどろになる



｢早く選んで？｣



僕、A以外何もいらない。



Aを守るためだったらなんでもするよ？



私が一番だ。そう言われる



すると、首元に無一郎くんの顔が近づく


『ちょ、なに、！？』


｢大人しくしてて？｣


『やだ、やだって』



｢ヤダじゃないから。｣



ﾄｻｯと静かに押し倒され



｢これで僕から逃げられないね、｣ﾆｺｯ



怖い怖い怖いよ！？この人！



｢大人しくしててね？｣



声は出してくれてもいいけど



ﾁｭｯ…と静かに首元を吸う



『ん、っ？』



何度も何度も何度も何度も



僕だけのものにしたい。



次誰かこれを見たら嫉妬するかな



首元にはいくつも紅く華が咲いている



『なにして、』



｢僕のモノっていう印｣



たっくさん付けたからね？



そう言って離してくれた



｢アイシテル｣

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