一月で惚れさせてください 弐 【鬼滅の刃】

第拾参日目 朝方 【胡蝶しのぶ, 冨岡義勇】 ページ3

｢えると ちゃん。りくえすと 有難うございます。｣｢取り合いされたいだなんて可愛いですね？｣｢…｣｢なにか喋ったらどうですか？冨岡さん。｣｢…有難う｣｢…そんなんだから嫌われるんですよ？｣ ｢(心外)｣

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胡蝶しのぶ,冨岡義勇



｢もしもーし？Aちゃん？｣



『んー、』



｢起きろ｣



『んー。』



優しく落ち着いた声が私を呼び起こす



『ん、しのぶちゃんと、ぎゆーさん？』



｢そうですよー？起きられますか？｣



よいしょと二人に手を引っ張られ起こされる



『どうした…ｸﾞｰ』



｢起きろ。｣



｢朝にごめんなさいね？今回は質問をしに来ました！｣



『…質問？』



｢Aは、俺と胡蝶。どちらかと言われたらどちらが好きだ？｣



『ほ？』



｢何その質問。ってお顔をしていますね。そのお顔も可愛いのですけれど｣ﾆｺｯ



｢冨岡さんが、俺だって言うものですから。｣



｢…｣



いや、なんか言えよ！？



『えぇー。』



正直、性別違うしなぁ、二人



『どっちも好きじゃ…』



｢｢だめ です / だ｣｣



『選べません』



｢しょうがない子ですね。｣



ﾌｩｰと一息つくと、しのぶちゃんの整った顔が近づいくる



ﾁｭｯ…



頬に口付けされた



『はぇえぇ！？』



誰に、口付けされるより、びっくりしたわ！！！



｢随分と大きい声ですね｣



｢…胡蝶｣



どけ、そういうように私からしのぶちゃんをはがす義勇さん




『…は、』



放心状態の私の顔を優しく包み



｢…人前でと言うのが癪だが｣



ﾁｭｯ…



『ん…！？』



唇に口付けされた



｢…冨岡さん。｣



ちょ、ちょ、しのぶちゃんのオーラが黒いんですけど



｢私は頬で我慢したのに、なに唇に口付けしているんですか？｣



｢…自分の欲望に素直になっただけだ｣



｢そうですか。では、私も自分の欲望に素直になりましょうかね？｣



すると私にｺｿｯと小瓶を渡してくる



｢これを今度、冨岡さんの食事に入れてください。死なない程度の毒です｣ﾆｺｯ



『いや、こっわ！！！』



『できるか！んなこと！』



｢大丈夫ですよ！三日三晩腹痛になるだけですから｣ﾆｺｫ



『こっわ！！！！(二回目)』



その薬は持ち帰ってもらった



『…しのぶちゃんと、義勇さんの唇、』



柔らかかったなーなんて。

番外編 其ノ伍 真昼 【時透無一郎】微＊→←〜伝令〜 【伊黒小芭内】

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