一月で惚れさせてください 弐 【鬼滅の刃】

第拾漆日目 深夜 【魘夢】 ページ15

｢ちょこれーと さん りくえすと 有難うございます｣
｢君に会えるなんて、夢見心地だよ…。｣


※アニメ最後の方の描写入ります

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魘夢



｢カァー！カァー！！西南西！！西南西！！下弦ノ鬼ガ現レタ！｣



『まじか、これから寝ようって時によ！！！』



急いで隊服に着替え急行する



『でてこーーーい。』



早く寝たいんだこっちは



｢君が鬼殺隊かな？｣



『うん、そうだけども』



｢わぁ…夢見心地だぁ｣



そういう目の前の鬼は頬を赤らめうっとりとした表情で言う



｢ずぅっと君に、会いたかった…｣



『え"』



なんかこいつｿﾞﾜｯとする



変態だ。(失礼)



とりあえず距離をとる



｢駄目だよ。逃げちゃ｣



いつの間にか背後にいる下弦の壱



『下弦の壱がこれほど…』



鬼舞辻さんに血を多く与えられたとかかな。



頸を切ろうと思い刀を振ると



ｷﾞｭｯ



『は！？』



抱きしめられる



刀は遠くへ飛んでいた



なんだろう、凄いふわふわする



｢おやすみなさい。｣



優しく抱きしめられ、睡魔が襲ってくる



｢良い夢を…｣



『…っ寝たいけどこういう睡眠欲求じゃねぇんだよって！！！』



ﾊﾞﾁﾝｯ！！



自分の顔を叩き、意識を保つ



｢あれぇ、驚いたなぁ｣



｢大人しくいい夢を見ていれば良かったのに｣



ﾆｺｯと笑うがこいつは変態だ



『うん、変態だ』



『てか、眠らせてどうするつもりだったの？』



｢あの方に連れてこいと言われていたから、連れていくつもりだったけど｣



｢俺、君の事好きになっちゃった｣



『はぁ！？』



｢君の苦しむ姿や、悲しい顔をもっと｣



｢近くで｣



声が耳元で聴こえる



｢見てみたいなぁ…｣



頬にそっと触れられる



『こっわ！変態じゃんかよ！！！マジで！！』



ｷﾞｭｯと再度抱きしめられる



離れようとしてもなかなか離れられない。



『ちょ、ちょ、』



｢柔らかいね。｣



｢また会いに来るね。｣



｢君の夢に俺が出てきますように。｣



『絶対嫌だ』



『めちゃくちゃ片思いだからなぁァァ！！』



『次会ったら絶対斬る』



自分の刀を鞘に戻しながら言う



でも、なんでだろう。



抱きしめられた時、特に嫌な感じがしなかったのが不思議でならない

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