番外編 其ノ仇 昼 【栗花落カナヲ,煉獄杏寿郎】 ページ28
栗花落カナヲ,煉獄杏寿郎
伊之助の部屋にご飯を持っていった私は食堂に向かった
「A」
『ありゃ、カナヲちゃん!』
「どうしたの?」
『今日は伊之助の稽古のはずだったんだけど風邪で駄目になっちゃったから暇してた。』
「そうだったんだ。」
「暇なら少しお喋りしない?」
珍しくカナヲちゃんから誘ってくれたのがとても嬉しくて、勿論!と言う
『で、その時の型がさ。なんて言うの舞い降りてきたって言うか…』
ニコニコと微笑みながら私の話を聞いてくれるカナヲちゃんは天使のようだ
「あ。A」
『ん?』
「そう言えば煉獄さんと花火大会に行くって話聞いたんだけど、浴衣はあるの?」
『え?誰から聞いたの?てか浴衣…』
持ってない
「恋柱の甘露寺さんから。」
『蜜璃ちゃぁぁぁん。』
『…買った方がいいかな?浴衣』
「うん。Aの浴衣姿私も見てみたい。」
『んー。もし良ければ、買うの付き合ってくれないかな!』
「…いいの?」
パァァァと目を輝かせるカナヲちゃん
天使だわこれ。
『むしろお願いします!』
そうだよね、隊服で行くわけにも行かないし。
______
『あ!ここのお店!』
「綺麗な浴衣。」
目を見張るほどの綺麗な浴衣の数。
『めちゃくちゃ綺麗』
一つの綺麗な黒と真紅の浴衣を見ていると
「…この浴衣、煉獄さんに似てるね」
『え!?あ、うん。そうだなぁと思って見てた。』
『これ着たら煉獄さん喜んでくれるかな。』
「うん。きっと」
_______
む?あれは栗花落少女とAではないか?
声をかけようと手を伸ばす
「…この浴衣、煉獄さんに似てるね」
『え!?あ、うん。そうだなぁと思って見てた。』
Aの手元を見れば黒と真紅の浴衣があった
『これ着たら煉獄さん喜んでくれるかな。』
「うん。きっと」
ピタッ
「…っ」
Aはこういうことを天然でやるから恐ろしいな!
声はかけず店を後にした。
「…浴衣を新調せねばな!」
顔が熱いのは呼吸のせいだろうか。
________
「簪とかはいいの?」
『あーうん!あるから』
この時思いもしなかっただろう。
その選択が間違いだったってことに
『あ〜楽しみ』
たこ焼きにいちご飴に食べたいものは沢山あるのだ。
『ありがとね、カナヲちゃん!』
「うん。」ニコッ
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リオ - 煉獄さんと千寿郎くんを書いてほしいです!激甘でお願いします! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 20e3d4e7ea (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - お久しぶりです!アップルです!またリクエストいいですか?錆兎をお願いしたいです!よろしくお願いします! (2020年3月10日 0時) (レス) id: 34b6daf24f (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 可能でしたら全キャラで難しかったら伊黒さん、無惨、富岡さん、宇髄さん若しくは煉獄さんのヤンデレ甘々の物をお願いしたいのですが大丈夫でしょうか?? (2020年3月6日 21時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - 炭治郎が夢主ちゃんに甘える話ってできますか?モチのロン激甘で★ (2020年2月27日 19時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 緋桜琥珀さん» ありがとうございます!! (2020年2月23日 19時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年12月7日 21時