元金メダリストの先生がスパイク打った動画を上げたらバズりました【ハイキュー】

《…12…》 ページ16

.



私はサッと落としたメガネを拾い耳に描ける。
そして目の前の男子から背を向ける。



『…見間違いでは？(早口)』


「いやいやいや流石に無理がありますって!!」


『君の視力を疑うね』


「俺今コンタクト入れてるんで視力は大丈夫なんですぅ〜」



うぜぇ。
子供を殴りたいと初めて思った瞬間だ。

木兎でさえ殴りたいと思ったことないのに。
彼奴はなんか言えば何とかなるから。



「流石に今バズってる人…ましてや大ファンの人を見間違えるわけないじゃないですか〜」


『ファンだなんてうれし…あ』


「ふふんっ」


『』



やっちまった。



「俺、及川徹って言います。 なんで白福元選手が宮城に？」


『まああのカクカクシカジカ四角いスヌーピーという訳で』


及「どういう訳!?」



チッ なんで伝わらないんだ。

ウチの雪ちゃんには伝わるのに…どうしてだよおおお!!(((



『…近くにある白鳥沢に梟谷女バレが合宿で来てて私はその付き添いで』


及「あー…そういえばTwitterでMr.器用貧乏とあおちゃんが先生って書いてた……え!? 白福さんあの梟谷で先生やってるんですか!?」


『あ…うん』


あの動画、木兎が写ってたから結構特定されてると思ってたんだけどな…
木兎=梟谷でしょ。


及「いーなー………ん？ ちょっと待って白鳥沢って言いました？」


『言った。 今白鳥沢の女バレと合宿してるんだよ』


及「なぁんだ女バレか！ 男バレかと思っちゃった！」


『……』


及「その目やめてもらってもいいですか？」


すると及川君はスマホを片手に私の肩を抱き寄せカシャッと写真を撮った。
………ん？


及「白福さんキョトン顔可愛い〜 記念撮影って事で…あ、サイン貰えます？ それとインスタ上げてもいいですか？」


『図々しいな君…まあいいよ』


私は及川君のスポーツバッグにスラスラっとサインを書くと及川君は「ありがとうございます！」と言って去っていった。
……顔いいのになんか勿体ない感じあったな。



「せんせー！ スポドリの粉見つかりました？」


『あ、うん。 見つかったよ、レジに行こうか』






@Toru_S

【写真】

なんと地元にあるとあるスポーツショップで#白福A さんと出会っちゃった☆

《…13…》→←《…11…》

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す