7.事情聴取 ページ7
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「おや？ 知り合いかね、松田君」
「あ…はい。高校時代の同級生です」
「え、早坂ってあんなマフィアみたいな人と同級生なのか？！」
『ま、マフィアって…』
気持ちは分からなくはないが、それは失礼だろう。
それに…高校生活の最後の一年だけ同じクラスで過ごしてただけなのに、年月が経っても尚覚えられていたなんて思ってもみなかったから、少し嬉しい。
彼とは知人以上友人以下みたいなところあったし、忘れ去られてると思ってた。
「えー、それでは被害者を発見した当初、そして被害者との関係などについて事情聴取を始めます。まずはお名前をお聞きしてもよろしいですかな？」
『は、はい。私は早坂杏里です』
「有島 幸樹です」
「幸平 雅と申します」
「なるほど。では、早坂さんは松田君が、幸平さんは佐藤君、そして有島さんはワシが担当します」
帽子を被った刑事さんにそう指示されて、私は松田君の所に行く。
話すと言っても、事情聴取だから更に緊張するなぁ。
「久しぶりだな、早坂」
『うん、久しぶり。松田君…あ、こういう時は刑事の方がいいか、ですか？』
「いや、刑事は付けなくていいし、敬語も必要ねぇよ。早速だが、発見した当初についてだが」
『えっと…有島君と幸平さんと一緒に昼休憩を取っていた時、子供達の叫び声が聞こえて資料倉庫に行ったら桧山さんが血を流して…』
「わかった。次に被害者との関係は？」
『桧山さんとは同僚で、私の二つ上の先輩って関係かな』
「最後に死亡推定時刻だった十時半頃に被害者とは会ったか？」
『十時半…あ、会ったよ。時間は二十分くらいだっと思うけど……実は今日、私は社内見学に来ていた毛利さん達の案内係として指名されて、時間通りにロビーに行こうとしたら、桧山さんに絡まれて』
「絡まれて？」
『うん…桧山さん、何故か私に言い寄ってくるから。それでなんとか振り払ってロビーに行ってからは桧山さんと会ってないよ』
「…なるほどな。情報をありがとな」
『これが何かの役になればいい……け、ど…』
……あれ、これ私が一番怪しいのでは？？
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ミクリ - え？陣平さんとキスしちゃった…？マジか…wあ〜陣平さんマジでカッコいい♡ (2022年7月5日 22時) (
レス) id: fb56429a06 (このIDを非表示/違反報告)
LieN - この作品すごく面白くて好きです！更新頑張ってください！ (2022年6月5日 11時) (レス) @page11 id: ece7746fe0 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - きなこだいふくさん» ありがとう(｀•ω•′)✧︎ (2022年4月30日 19時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - 錫也さん» コメントありがとうございます！ こちらこそ…読んでくださり…本当にありがとうございます…m(__)m (2022年4月30日 19時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - もちことさん» コメントありがとうございます！ その言葉だけで凄い励みになりますので、頑張ります！ (2022年4月30日 19時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2022年4月29日 21時
