6.突然の再会 ページ6
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恐怖で何も出来ない私達の代わりに、現場に着いた毛利さんが指示を出してくださり、警察に連絡が着いた。
その後私達は別室に案内されてからは意気消沈していた。
「…ヤバい、今後死体とか描けないかも」
「わかる…フラッシュバックしちゃうよね」
『仕事終わったらカウンセリングに行こっか』
「「うん…」」
私も多分、今まで描けていたものが描けなくなるかもしれない。
多分上司も事情を説明すれば了承してくれると思うけど、知り合いの遺体を見るのはさすがにクるものがある。
突然だが、私は桧山さんのことが苦手だった。
変に言い寄ってくるし、今日見学者の彼らに会いに行く道中に邪魔をされたが、それでも同僚として我慢はしていた。
でもまさかこんな急に別れが来るとは思ってもみなかった。
『はぁ……』
当分は赤い食べ物が食べれなさそうだなー、と遠い目をしていると部屋の外が騒がしくなった。
どうやら警察が到着したようで、毛利さんと話している声がする。
「警察が到着したっぽいな」
「となると、この後は事情聴取か…私、上手く話せるかなぁ」
『わかる』
でも、見たことを直接言えば大丈夫なはずだ。
大丈夫、私は悪いことは何もしていない。
すぅー、と深呼吸をするとコンコンとノックをされた。
私が代表して「どうぞ」と言うとドアから入ってきたのは帽子を被った少し太っている男性ととても綺麗な美人さん、そして天パにサングラスをかけた男性だった。
警察ってキャラすごいなー、と割と失礼なことを考えているとサングラスをかけた男性が私を見た瞬間口を開いた。
「は、早坂…!?」
『松田君…?』
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ミクリ - え?陣平さんとキスしちゃった…?マジか…wあ〜陣平さんマジでカッコいい♡ (2022年7月5日 22時) (レス) id: fb56429a06 (このIDを非表示/違反報告)
LieN - この作品すごく面白くて好きです!更新頑張ってください! (2022年6月5日 11時) (レス) @page11 id: ece7746fe0 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - きなこだいふくさん» ありがとう(`•ω•′)✧︎ (2022年4月30日 19時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - 錫也さん» コメントありがとうございます! こちらこそ…読んでくださり…本当にありがとうございます…m(__)m (2022年4月30日 19時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - もちことさん» コメントありがとうございます! その言葉だけで凄い励みになりますので、頑張ります! (2022年4月30日 19時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2022年4月29日 21時