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○第十五話 ページ18

鹿目side


小さい頃からよく、変なものを見た。

”見える”人にしか見えないらしいそれらは妖怪と呼ばれるものの類。

私の家系は代々見えるらしい。

また祖父の鹿目 宗人は妖を見るとこが出来たらしく、妖と会っては勝負を挑み負け無しの人生を送っていたらしい。

そして負けた妖達に下僕になるよう証として妖自身の血で書かせた名を集めた契約書の束「主従帳」。

それを遺品として受け入れて以来、私は名と血を奪われた妖達に返している。

偶にこの、「主従帳」を目当てに狙ってくる妖に襲われたりと、てんとこ舞いの日々。



『今日は気持ちいね』


雅火「ああ。偶には散歩も良いな」


『でしょ?』


私の隣でぽてぽてと歩いているのは下僕兼用心棒の雅火。

まぁ下僕としては扱っていない。

何故?妖だって自分の意思があるのだから私は妖の意見を尊重する。

雅火はかれこれ2年位の付き合いで、よく助けられる。

一応祓い術等はわかるけれど余り使いたくない為、雅火helpをする。



夏目「あれ、鹿目?」


『あ、夏目君!それにニャンコ先生もこんにちは』


夏目「そっちも散歩か?」


『うん気分転換に』


ニャン「お、夏目、雅火バッタだっっ」


雅火「なに!?」


と、2匹日草むらに入っていった。



『あ、ちょっと!雅火!』


夏目「先生!ああーもう!!迷子になっちゃうぞ先生ー」


と、探していると


『え……きゃっ』


夏目「鹿目!?」


何かに躓き、倒れそうになった、が。

男性の人が立ち上がり、私を支えてくれた。


「ご免、居眠りしてしまって躓かせたね。大丈夫?」


『あ、はい』


あれ?この人何処かで────…



「そう、よかった」


「名取さーん、休憩終わりでーす」


名取「ああ、はーい行きます」


名取───?名取って…



夏目「大丈夫か鹿目」


『あ、うん』

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設定タグ:夏目友人帳   
作品ジャンル:恋愛
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渢月(プロフ) - 雄里さん» あぁあやねるも良いですよね〜無理しないで更新頑張って下さいね!応援してます。 (2018年10月9日 16時) (レス) id: 7baeca8347 (このIDを非表示/違反報告)
雄里(プロフ) - 渢月さん» あやねるか高橋李依さんで凄い迷いました(笑) (2018年10月9日 1時) (レス) id: e6aa9e061e (このIDを非表示/違反報告)
渢月(プロフ) - まさか声優さんまで記述してあるとは……しかも高橋李依さん……嫌いじゃないですwてかセンスいいですねw (2018年10月7日 21時) (レス) id: 7baeca8347 (このIDを非表示/違反報告)
世界一の名探偵 - 声優さんまでしっかり記載してあるところ好きですw (2018年10月7日 18時) (レス) id: 03489de774 (このIDを非表示/違反報告)
雄里(プロフ) - 恋雪さん» 一応原作沿いで行こうと思うので……あ、あと的場さんとはちょっとした関係です。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: e6aa9e061e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作成日時:2018年9月27日 0時

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