・ ページ4
.
「一応怪我は治しておいたが、どうして海を流れてたんだよい」
「それは……」
「何か言えない理由があるんだな」
「…いえ。命の恩人達に秘密にしたくないので。オレはフレバンスから逃げてきました」
「…！ 先日珀鉛病によって滅亡したと言ってた…生き残りがいたのかよい…」
「フレバンスって言えば…珀鉛病の」
「はい。政府が誤った情報を世界にばらまいて、伝染病ということになって…」
「誤った情報…？」
オレはマルコにフレバンスの事情を覚えてる限り全て話すと、マルコは壁にドンッと拳をぶつけて「世界政府が…！」と殺気を含めた声を出した。
そんな姿のマルコもかっこいいな…と自分の事なのに馬鹿なことを思ってた。
「取り敢えず、オヤジに挨拶に行くよい。立てるか？」
「ﾋｮｴｯ」
オヤジってあれでしょ？ 白ひげの親分でしょ？？オレ、嬉しすぎて心臓発作で倒れないかな…倒れないようにしよう。
オレはマルコさんの後ろについていき、船長室に向かう。
部屋の前まで来ると深呼吸でヲタク心を落ち着かせて、遂に足を踏み入れた。
そして部屋に入ると巨大な大男がドンッと構えていた。
ひぇ…
「かっこよ…」
「グララララ。肝っ玉座ってんなぁ小僧」
おっと。ワンピースファンの一人として心の声が漏れた。
多分前世の記憶がなかったら恐怖で号泣──は、多分してないな。
普通に「オッサン、ちょーデケェな！！ その髭どうなってんの！？」とか聞いてたはずだ。
子供とは好奇心旺盛だから。
「それで、小僧。これからどうするんだ？」
「……オレは、必ず再会したい親友が居ます。そいつもフレバンス出身だけど…オレはどこかで生きていると信じてる。いや、病気に抗って、抗い続けてると信じてる。だから、そいつを見つけるために見習いでもいいので、この船に乗せてください」
お願いします、とオレは頭を下げた。
例え、前世の記憶が戻ったとしてもオレにとってもトラファルガー・ローという人物は親友なんだ。
会って話がしたい。共に戦いたい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1037人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリア - 文才ありありで羨ましいです！ (2022年11月25日 6時) (
レス) @page26 id: 67e64b8ce4 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - コメント失礼します。男主くんめっちゃ面白いですね！www キッドをチューリップって呼んだりしてるところとか流石ですね！応援してます！ (2022年10月2日 11時) (レス) @page32 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - はじめまして！めちゃくちゃ面白いです‼ちょっとおもしろすぎじゃね？ふざけんなッッッとか思ってますwwwwww食物連鎖好きですwwwwwwwこれからも応援してます！ (2022年9月26日 20時) (レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 時雨蒼燕流wREBORNじゃねぇかwww(ありがとうございます、自分得すぎます色々と) (2022年9月9日 23時) (レス) @page28 id: d82c8c5350 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 突然すいません、ツイステの映画祭を盛り上げろのページへ行こうとしたら此方にたどり着いたのですがあの映画祭のお話はもう無いのですか？ (2022年8月30日 22時) (レス) id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雄里
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2022年8月25日 1時
