異能力者ですが何か？【ヒロアカ】Vol.1 (ページ19)

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緑谷side

そして入試試験当日。

朝の六時。

僕はなんとオールマイトの特訓を成し遂げたのだ。

また、オールマイトが指定した区画以外もやった。

その時、僕はフラっとして倒れ落ちたがオールマイトが横抱きをしてキャッチしてくれた。

オール「おつかれ！」

『頑張ったね。出久』

オールマイトとA姉は褒めてくれた。

とても嬉しかった。

緑谷「オールマイト……A姉…!!僕…出来た…出来ました…！」

『よくやったよ』

オール「ああ驚かされた！エンターテイナーめ！十代って素晴らしい!!ホラ見ろよ!!」

緑谷「？」

僕はオールマイトからフラフラの状態で降りた。

そしてオールマイトは僕にスマホで撮った写真を見せてきた。

そこには泣いている僕の姿が写っていた。

緑谷「これは…」

オール「10か月前の君さ。よく頑張ったよ本っっ当に!!!」

『(逞しくなったな…本当に10か月前のと大違いだ)』

オール「ようやく入口の蜃気楼がうっすら見えてきた程度だが！確かに君は成した!!」

僕は震える手を見ながら呟いた。

緑谷「…なんか…ズルだな…僕は……オールマイトやA姉にここまでして貰えて、恵まれすぎてる…」

『何云ってるのさ出久。自分の頑張りだろうに』

オール「その泣き虫、治さないとな！さァ授与式だ緑谷出久！」

緑谷「…はい…」

僕は涙声で返事した。

オール「これは受け売りだが、最初から運良く授かったものと、認められ譲渡されたものではその本質が違う！」

オールマイトは髪の毛を1本、プチんと取った。

緑谷「？」

オール「肝に免じておきな。これは君自身が勝ち取った力だ」

僕はコミックも吃驚の現実でその手に掴み……

オール「食え」

緑谷「へぁ!?」

『え、』

あのA姉でさえ驚いた。

え？髪の毛を食べろ？

オールマイトによるとDNAが取り込められているなら何でもいいんだとか。

緑谷「思ってたのと違いすぎる…!!」

そして入試まであと三時間!!