椎名さんは何時も気怠げ【文スト×コナン】

気怠げに45話 ページ45

●誠side


俺の名前は椎名誠。21歳

コレでもフサエブランドの副社長をしている

そして一つ上にとてつもなく可愛い姉がいる←

簡単に云えば姉大好きすぎる症候群(シスターコンプレックス)。略してシスコン

自覚はちゃんとしている

だってあんな可愛くて気怠げな姉が居たらシスコンになるだろ！←←

てな訳で今回はまだ俺達椎名姉弟が小さい頃のお話しだ

＊＊＊


12年前──

朝

『…』ｺｸｯｺｸｯ


誠「姉、眠い？」


『うん…』


俺は当時9歳、姉さんは10歳だ

昔は姉さんを姉と呼んでいた

母「あら…Aまた眠いの？」



『うん…よく云うでしょ？寒いと眠くなるって…』


誠「？そうなの？」


この時の俺は姉が云っている事が判らなかった



母「そうだけど…何処でその事知ったの？」


『……ドラ●もん』


母「そ、そう…_；；」



誠「俺が温めてあげる」



『ありがとう…』


俺達姉弟は体温が激しい

姉さんは低体温、俺は高体温


何時もずっとくっ付いていた


ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ


母「はーい」


誠「誰だ？」


『治…』


誠「え、」


姉さんは俺から離れて玄関に走った


誠「ね、姉ェエエ工!!」

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