.となりのトドロキ【ヒロアカ】 (ページ2)

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『＿47＿』ページ2

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「────今回の爆豪救出には禪堂、お前も参加する運びとなった」

「………はい？」

学校に戻り、一般教師を除くヒーロー陣によって今回の爆豪救出の会議が開かれその会議が終わったのか相澤先生に声を掛けられた。
まさに晴天の霹靂。

雄英の教師になるにあたって一般教師でもヒーロー免許が必要とミッドナイト先生に教えられたことで大学時代に取って活動はできるものの私自身ヒーローになる気はハナからない人間だったので出る幕は一切来ないだろうと思っていたのに来たよ。

「私、完全にお留守番係だと思ってました」

「流石に今回はお前にも出てもらう必要がある。プロヒーロー達が苦戦していた脳無を倒していたと八百万と泡瀬から聞いた」

「あー…ナンノコトッスカ」

「とぼけるな。相手は敵連合、また脳無を使って攻撃してくるかもしれない。その対抗策がお前という訳だ、分かったな？」

「ハイ」

これは嫌ですとは言えない雰囲気。
私ヒーローじゃないってのに…でも生徒が攫われたのなら出るしかないけども。
重い腰をあげるとしますか。

「決行はいつですか？」

「まだ決まっていないが、爆豪の身が心配なため早めにする予定だ。居場所は掴んであるからな」

「え、そうなんですか？」

「以前事情聴取の時、塚内さんの部下の聞き込みで顔中ツギハギの男が入っていったとされる建物を見つけていたらしい」

「顔中がツギハギ…」

脳裏に以前路地の地面に座り込んでいた男を思い出す。
そうか…アイツ、敵なのか。

「………そいつなら合宿前に会ったことがあります」

「なに？」

「とはいえその時は敵だなんて知らなかったんで傘あげただけなんですけどね」

「…どうして傘を？」

「……燃え尽きそうだったので。それだけです」

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