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「それでだけど、飛輪は特例で面接なしで高専に入学してもらうことになった」


「拒否権は無いのか」


「悪いけど、観勒の名を持つ君には強制的に高専入りが確定した。正直な話僕自身は本当は飛輪の意思を尊重したいんだけど…憂太の件は別としてこれに関しては上の連中が耳を持たなくてね。本当にすまない」


「……!」



まさか五条の者に頭を深く下げられるとは思わなく、驚いた。
先程のおちゃらけた様子もなく、声には芯が通ってる。
これがもし単独で五条だけによるものだとしたら流石に一二発は殴らせてほしいが上層部によるものだったら仕方ない、か。

ここで仕方ないと頷けば俺はまた地獄に戻ることになる。
呪術師なんて経験は一回で十分、いや呪術師なんてクソみたいな職業一回もしないの方がいい。

天はどうして俺を転生なんてさせたのか。
もしや宿儺が復活するからとか? 流石に千年以上経てば封印が緩くなってるとは思うけど…マジで対宿儺用に転生させたならば俺はもう神を信仰しない。元からしてないけども。



「…もし仮に高専に入り、卒業したらバックれてもいいのか?」


「そうだね…たまに四年になって呪術界から逃げる人もいるし、事情があって中退する人も多くは無いよ」


「んー……いやでも……あー…」


「めっちゃ悩んでんね」


「そりゃあ俺のこれからの人生についてだから当たり前だろ…取り敢えず入学の件については仕方ないから諦める。ただ、入学後は少しくらい自由は保証してくれよ」


「勿論。若人から青春を取り上げようとは思わないよ」


「そうか」


「あの横からすみません…観勒くんの先祖? ってそんなに凄い方なんですか?」


「すっごいよ。千年以上前に存在した呪いの王 両面宿儺を倒し封印した英雄だよ。今でも彼を信仰している呪術師は多い」


「へぇ…!」




マジで本人の前で英雄英雄言うのやめてください。300円あげるから。




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設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺 , 男主
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きんにくふぇち@他力本願。(プロフ) - 術式のイメージがまさかのアンガルタで全私が泣いた。流石術式指パッチンの作者だよアンタ…! (1月15日 22時) (レス) @page8 id: 5ebe7ae459 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ドストライクです。! (1月15日 7時) (レス) @page8 id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白過ぎました! (1月13日 23時) (レス) @page5 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuri | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum  
作成日時:2024年1月13日 21時

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