糸師家長男はサッカーの才能を全て弟達に吸い取られた件【ブルーロック】

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「あの、失礼を承知で言いますが＿＿＿＿絵心さんは馬鹿なんですか？？」


「あ？」




冴に一方的に言いたいこと言って通話を切り、俺は絵心さんからトレーニングメニューを渡されたが、それを見た俺は絶句した。




「こんなのハード超えてルナティックだわ！！ あんたは高校生達を殺す気か！？ これノアさんでも音を上げるぞ！！」


「ノアはこの程度じゃ音を上げねぇよ」


「うるせぇバァァカ！ 専門が言ってんだからそうなんだよ！！」



試しにViberでノアさんに「ある人がこのトレーニングメニューを作ったんですが、どう思います？」と写真付きでメールを送って訊いてみれば数分後に「人を殺すようなメニューだな。俺でも音を上げそうだ」と返ってきた。


ほらみらとこか。世界一がこう言ってるんだからそうなんだよ。
今から急かしたって体壊すだけで、なんの意味もない。


因みにノアさんとは絵心さんの推薦で一番初めに送られた時に出会った。
当時初めての海外でそのお相手が世界No.1ストライカーのノエル・ノアのいるバスタード・ミュンヘンとか聞いてないってばよ状態だった。



「本来なら一人一人に見合ったメニューをすべきなんですけど…」


「お前のトレーニングメニューを受けられるコイツらがムカつくから却下」


「我儘か？？」


「だが、後々してもらう。今は全員同じメニューを受けさせろ」


「…絵心総帥の仰せのままに。だけのこのメニューやらせたら世界一のストライカーを目指す彼らが皆死んで計画もおじゃんになるので一応、い、ち、お、う、基盤はコレでも滅茶苦茶改善するんでそのつもりで」


「…ああ」



しょんぼりしてる絵心さんなんざ知るか。
こちとら人の命がかかっている為、早速修正を始めた。





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