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私は逃げた。全力で逃げた。
もう、なんなんだ外国人って…! サラッとお姫様発言とか、あれ絶対言い慣れてる。
私は恥ずかしくなって、その場から逃げた後絵心さんとアンリさんにスライディング土下座をかまして謝った、が逆にすごい謝られた。
どうやらアンリさん達自身が一種の詐欺だとずっと思っていたらしく、私に対して罪悪感が半端じゃなかったようだった。
「ところでなんで雅ちゃんはミヒャエル・カイザーと知り合いなの?」
「あ、そうですね。しかも凄い好意寄せられてますし」
「あー……ドイツでたまたま出会って…その時に言われたんです。U-20戦の映像に映った私に一目惚れしたって…」
「え!?」
「面倒なのに目をつけられたな。ドンマイ」
「うっ」
「頑張れ、雅ちゃん…」
「はい、頑張ります…」
そして時間は過ぎて遂に世一くん達、青い監獄のメンバー、そしてU-20のメンバー達が集まる日がやって来た。
早めに到着して初めて会う人達に軽く自己紹介をした後、アンリさんと二手に別れて名簿の確認を取り、次の人たちを待っていると世一くん達がやって来た。
「おはようございます」
「雅…! 先に来てたんだな」
「うん。今日からよろしくね」
「あれ、潔の幼馴染みちゃんだ〜! なんでここに?」
「アルバイトで働くことになったんです。改めまして清麗 雅です。できるだけ、皆さんの邪魔にならないよう頑張ります。至らない点が多々あると思いますが、よろしくお願いします!」
ぺこり、と改めて挨拶をすると『よろしく』と返ってきた。
よし、頑張って選手達をサポートしよう。
「一応名簿の確認をします。順番に通ってください」
私がそう言うと、まずは凛がやって来た。
「糸師 凛くんですね」
「………なんでお前がここにいるんだよ」
「さっき言ったよ。バイト始めてみました。はい、通っていいよ」
「……」
「いたっ?!」
なんで急にデコピンするかな〜〜??
新手の照れ隠しか、ツンデレ凛ちゃんめ。
すると、次に並んでいた世一くんが戸惑ったような目で私を見てきた。
「え、あれ、え? 雅と凛って知り合い…?」
「従兄弟なんだよ。言ったことなかったっけ?」
「聞いてない!」
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みかん - 更新待ってる (1月2日 0時) (レス) id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
きむち - お話どタイプすぎます最高です。更新頑張ってください^_^ (2023年3月16日 12時) (レス) id: d0a8f1c067 (このIDを非表示/違反報告)
チビ黒帽子(プロフ) - Fate要素満載やしカイザーと世一がこれから漫画より殺伐とした関係になってくるのを期待してます! (2023年2月15日 12時) (レス) @page29 id: 3cca07a536 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - 更新された瞬間読みました!!次が楽しみすぎます 🥲 (2023年2月12日 13時) (レス) @page28 id: f505b755ef (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ(プロフ) - あの髪上げてる世一君いいですよね!わたしはその時死んでましたww (2023年2月3日 12時) (レス) @page24 id: 90f93b6301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuri | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2023年1月14日 19時