好きな人がいるのでと断ったのに、面倒なことになりました。【ブルーロック】

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そして、絵心さんから聞かされた第二段階のルールと五つの国について。
今回参加するのは『イングランド』『スペイン』『イタリア』『フランス』『ドイツ』とヨーロッパでも特に有名所であろうサッカー先進国。


しかもドイツには世一くんの憧れであるノエル・ノアさんが来ているということだった。
………世一くん、心の準備は出来ているか？



「でも凄いですね……ノエル・ノアさんを呼べるって絵心さん実は凄い人なんですか？」


「まあな。ところで雅ちゃんはサッカーについてはどのくらい？」


「小さい頃からサッカーが好きな人達に囲まれてたので、ルールやポジションは一通り知ってますし、結構付き合ってきたのでリフティングも出来ます！」


「へー！」


「世一くんと出会ってからサッカーに興味を持って、それで丁度その頃サッカーが凄い上手かった冴にルールを教えてもらって…」


「そうなの……え、冴って？」


「この間U-20の試合に出てた糸師冴です。私、従兄妹なんですよ糸師兄弟と」


「いとこ……従兄妹！？」



アンリさんはもちろん、絵心さんまでも私の従兄妹発言は驚いた様子だった。
結構目元とか似てると思うんですけど…というと二人してじーっと見つめてくると『確かに下睫毛長いわね…』『遺伝子受け継いでるな』という反応をもらった。

下睫毛しか特徴ないのか？



「それじゃあ雅ちゃん。早速だが、ドイツチームの案内を任せた」


「………えっ」



はいこれ、と見覚えのあるイヤホンを渡された。



「これって、外国語を翻訳する…？」


「あれ、知ってるの？ このイヤホンはまだ表向きに発表されてないのに」


「エッッ」



あれ、なんだか猛烈に嫌な予感がするぞ。





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