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「…それじゃあまたな、雅」



「うん、またね。世一くん」




笑顔で世一くんを見送り、バタンと玄関のドアが閉まった。


………やっべー、何も覚えてない。



私は目を覚ましたら何故か世一くんと一緒にベットで寝ていた。
夢かと思い思いっきりビンタしたら現実で、私はそろそろ幸せで死ぬのかもしれないと思った。


覚えているのは世一くんが家に来て部屋で今日どこに行ってきたのか喋った所で途切れてる。
絶対に、絶対に何か凄いこと言われたのに思い出せない…私の馬鹿!!!
タイムマシンがあったら過去に戻りたい。


誠実にドラえもんに祈りながら、時間は流れ私は青い監獄に行くこととなった。
帝襟さんから私は色々とやることがたくさんあるらしく、選手の人達より先に行って準備を手伝ってほしいとの事だった。



「それじゃあ、改めてよろしくね清麗さん。私のことは好きなように呼んでくれて構わないわ」


「じゃあ…アンリさんって呼んでもいいですか?」


「っもちろん! 私も雅ちゃんって呼んでもいいかしら?」


「はい!」



こうして、帝襟さんことアンリさんと親睦を深め、青い監獄での私の最初の仕事は世一くん達が次の段階で関わる事になるサッカー強豪国である五つの国のチームを呼び、その選手達の施設案内ということだった。



「──って感じなんだけど、大丈夫?」


「はい! 精一杯、失礼がないよう頑張りたいと思います」


「……」


「あ、アンリさん…?」


「私が雅ちゃんを不埒な輩から守ります!! お姉さんを頼ってね!」


「え!?」


「ストップ、アンリちゃん。困ってる」


「あ、ごめんなさい!」



突然抱きつかれて混乱した時に以前聞いたことある声が制止してくれた。
私は声のした方を向くと、この間画面越しで会った絵心甚八さんがいた。



「こうして対面するのは初めてだな。改めて絵心甚八だ。よろしく、雅ちゃん」


「はい。よろしくお願いします、絵心さん」




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みかん - 更新待ってる (1月2日 0時) (レス) id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
きむち - お話どタイプすぎます最高です。更新頑張ってください^_^ (2023年3月16日 12時) (レス) id: d0a8f1c067 (このIDを非表示/違反報告)
チビ黒帽子(プロフ) - Fate要素満載やしカイザーと世一がこれから漫画より殺伐とした関係になってくるのを期待してます! (2023年2月15日 12時) (レス) @page29 id: 3cca07a536 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - 更新された瞬間読みました!!次が楽しみすぎます 🥲 (2023年2月12日 13時) (レス) @page28 id: f505b755ef (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ(プロフ) - あの髪上げてる世一君いいですよね!わたしはその時死んでましたww (2023年2月3日 12時) (レス) @page24 id: 90f93b6301 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuri | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum  
作成日時:2023年1月14日 19時

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