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幼馴染みの潔世一くんは私のヒーローで、カッコイイ大好きな人だ。
保育園児の時、同じ組の男子にいじめられた時に助けてくれて、その時からずっと彼に恋をしている。
そんな彼は今日本や世界が注目、批判している『”青い監獄”プロジェクト』の強化選手に選ばれた。
電話で聞いた時は凄いって褒めたけど、テレビでブルーロックの計画について知った時やブルーロックに行って以来連絡はつかないし、会えないしで不安だったけどこの間の試合は本当に凄かった。
試合終盤、上がったボールをまるで読んでいたかのようにボールが落ちる先に彼はいた。
そしてシュートを決めて、世一くん達は日本代表を打ち破った。
やっぱり君は凄い人だ。
「こうして雅と歩いて帰るのも久しぶりだな」
「…うん。終業式以来かな」
「だな」
今は手を繋いで、家まで送ってもらっている途中。
え…これはもはや恋人では？ あれ、私って世一くんと付き合ってたっけ？？
いや、落ち着け私。ステイクールに行こう。
ドキドキしすぎて口から心臓飛び出しそうだけど。
私はちら、と世一くんを見た。
以前よりガタイが良くなっており、更にカッコよくなっている。
この恋が叶うかどうかはわかんないけど、それでもカッコイイ世一くんの隣に立てれるような素敵な女の子になろう。
「あ、そうだ。本当は今日世一くんに会いに行こうかと思ってたんだけど…まさかあんな所で会えるなんてね」
「俺に会いに…？」
「実は明日からドイツの方にお父さんに会いに行くの。だから今のうちに会っておきたくて…」
「ああ、そう言えばおじさん単身赴任してたんだもんな」
「うん。お土産期待しててね」
「ああ、楽しみにしてる。…それと、雅は可愛いし押しに弱いから変なやつについて行くなよ。約束な」
「っ、うん。約束」
世一くんと指切りをして、約束をした。
やっぱり本当にズルい。今ので心の中に居る2040体目の私が死んだ。
「送ってくれてありがとう。世一くんとの時間、楽しかった」
「俺もだよ。ドイツ、楽しんでこいよ。またな雅」
「またね、世一く」
「アッチに行って、俺以外の知らない奴に惚れるなよ」
「っ…！」
「じゃあな」
耳元でそう言われ固まる私と去っていく世一君。
今また2041人目の私が死にました。
私をキュン死にさせる気ですか？？
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みかん - 更新待ってる (1月2日 0時) (
レス) id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
きむち - お話どタイプすぎます最高です。更新頑張ってください^_^ (2023年3月16日 12時) (レス) id: d0a8f1c067 (このIDを非表示/違反報告)
チビ黒帽子(プロフ) - Fate要素満載やしカイザーと世一がこれから漫画より殺伐とした関係になってくるのを期待してます！ (2023年2月15日 12時) (レス) @page29 id: 3cca07a536 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - 更新された瞬間読みました！！次が楽しみすぎます 🥲 (2023年2月12日 13時) (レス) @page28 id: f505b755ef (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ(プロフ) - あの髪上げてる世一君いいですよね！わたしはその時死んでましたｗｗ (2023年2月3日 12時) (レス) @page24 id: 90f93b6301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuri
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2023年1月14日 19時
