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雅に褒められたことで照れる潔を見て一部のメンツは『ギリィ…』としていると、ひょこっと潔の横から雅が顔を出した。
「ブルーロックの皆さんやU-20の方も、本当にカッコよかったです。最後まで全力で戦っててファンになりました。こっちまでハラハラドキドキする試合をありがとうございました」
満面の笑みで微笑まれ、更には褒められるという男にとってこれ以上嬉しいことはない。
そしていつでもあの笑顔を向けられる潔に更に殺意が沸いた。
お前は一体、前世で幾ら得を積んだんだ。世界でも救ったか？
「雅ー？ どこいるの？ もうすぐアンタの番だよー」
中々戻ってこない雅に、一緒に来ていた友人の声に『あ、ヤバい』と声を上げて友人に今行くと伝えた。
「それじゃあ世一くん、またね」
「おう」
「皆さんも、サッカー応援してます。ボーリング対決、頑張ってください！」
雅はぺこ、とお辞儀をすると友人のところに小走りで戻って行った。
潔は手を振りながら雅を見送り、席に戻ろうとすると『い〜さ〜ぎ〜？』と怨念の籠った声でメンバー達に迫られ、もみくちゃにされていた。
「ところで潔、彼女とはいつ出会ったの？」
「あ、雪宮。えっと、保育園の時…かな。同じ組のやつにいじめられてて、それを助けて」
「やるな潔」
「す、凄いね…！」
「潔、本当に少女漫画の主人公みたい」
「そうか…？」
「このリア充め…おい、愛空！ 潔ぶっ潰すぞ！ ストライク決めたれ！」
「おう、その話乗った」
「え？！」
その後、潔潰し隊によりストライクを連発されたり、ブルロ側が返したりとかなり盛り上がり延長するところで潔は用事があり他の人達よりも先に帰宅することとなった。
埼玉に戻ってきた後は高校のサッカーのチームメイトの多田と会って少し話したりと、自宅に帰る時には日がもう少しで暮れそうだった。
「あ、世一くん！」
「ん？ あれ、雅。また会ったな」
「うん。あの…良ければ一緒に途中まで──」
「途中までじゃなくて送るよ。夜道は危ないし、今の雅いつもより更に可愛いんだからさ。ほら、」
「っ…あ、ありがとう…」
雅は差し出された潔の手に自分の手を重ねると、ぎゅっと優しく握られた。
そういうところだぞ潔世一。
「世一くんってやっぱりズルいと思う」
「え、なにが！？」
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みかん - 更新待ってる (1月2日 0時) (
レス) id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
きむち - お話どタイプすぎます最高です。更新頑張ってください^_^ (2023年3月16日 12時) (レス) id: d0a8f1c067 (このIDを非表示/違反報告)
チビ黒帽子(プロフ) - Fate要素満載やしカイザーと世一がこれから漫画より殺伐とした関係になってくるのを期待してます！ (2023年2月15日 12時) (レス) @page29 id: 3cca07a536 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - 更新された瞬間読みました！！次が楽しみすぎます 🥲 (2023年2月12日 13時) (レス) @page28 id: f505b755ef (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ(プロフ) - あの髪上げてる世一君いいですよね！わたしはその時死んでましたｗｗ (2023年2月3日 12時) (レス) @page24 id: 90f93b6301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuri
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2023年1月14日 19時
