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それからシルバーが最近というかほぼ毎日困っていることがあると聞いた。
なんでも、どこでも寝てしまう体質らしい。
いつの間にか家の近くの森の中で眠っていたり、リリア様に連れてこられた城の廊下でも。
城の廊下で寝るって強いなこの子。



「なんとかしたいと思ってる…けど、中々出来なくて」


「ふーむ…自分のペースで行けばいいんじゃないかな。無理にやるんじゃなくて、シルバー君のペースで治していくの」


「俺のペースで…わかった。今度から試してみる」


「…うん」


ふわりと笑ったシルバー君に私は見惚れてしまった。
綺麗な銀髪に、オーロラのような瞳。
そしてどこからやって来た動物達。うーん、デデ二ープリンセス。
彼に寄ってきた一匹の兎が今度は私のところにやって来た。め、めっちゃ可愛い…


「ルフェには、夢ってあるのか?」


「夢?」


「うん」


「私はね、デザイナーになるって決めてるの」


「デザイナー…?」


「そう。色んな人達の服を作ったりする職業だよ」



元より私は前世、デザイナーになることが夢だった。でもそれは死んだことにより叶わなかったが、転生したことによって再びデザイナーになれるかもしれないということに歓喜した。
ありがとう神様…私にこの人生で一度きりのチャンスを与えてくれて。


「シルバー君は?」


「俺は…マレウス様の騎士になること。そのために今はおやじ殿から剣術を教わっている」


「へぇ…! 凄いね。私も前にリリア様から少し教えてもらったけど、才能が無かったんだよねぇ…ハハッ」


「おやじ殿にか?」


「ルフェの為に護身用として教えてみたが…お主、才能がないのぉ…って言われてそれ以来やってない……(遠い目)」


「そ、そうなのか」



いやぁ、あれは自分でも酷い有様だった。
言い訳かもしれないが、西洋の剣は私の肌に合わなかったのだ。
あの経験は黒歴史として私の心の中で仕舞いたいところだが、あの愉快犯様がいつ口を滑らせるか分からないため気が気じゃない。
そのうち「おぉ! 懐かしいのぉ…ルフェは本当に剣術が下手で面白かった」とか言われそうだし。

いくら要人だとしても、その時くらい一発は殴ってもいいと思う。






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まくすうぇる(プロフ) - 顔面の暴力wwwwwwシルバー夢少ないので嬉しいです😊 (2022年12月30日 22時) (レス) @page20 id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - 最推しの作品…!!めちゃくちゃ好きです!!キュンキュンが止まらない…!!!!大好きです!!!! (2022年12月22日 23時) (レス) id: eae39e15db (このIDを非表示/違反報告)
うーむ - なにこれ最高!!これからも頑張ってください! (2022年4月20日 13時) (レス) @page9 id: 0a139d0943 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - シルバーくんの作品全然なかったと思うんで、めちゃくちゃ嬉しいです!!更新無理せず頑張ってしてください!!!! (2021年12月9日 17時) (レス) @page7 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum  
作成日時:2021年12月5日 23時

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