♛︎＿16. ページ16
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「あ、あの」
「ではユウちゃん。今から自分がどんな服を着たいのか想像して？」
「服を？」
「そう。日本にいた時どんなコーデを好んでいたか、どんなジャンルの服を着ていたか。ああ、そんなに不安そうな顔しないで？ 害を与えるつもりはないから」
「……日本にいた時の………あ、」
「思い付いたようだね。それじゃあいくよ」
「？」
「誰にも貴女を否定させない。
マジカルペンを一振すると、足元からキラキラした光の粒子がユウちゃんを包み込むと一瞬にNRCの制服からユウちゃんが日本で好きだったコーデ、またはジャンルのものであった服装に変わっていた。
ついでに髪も整えて男の子っぽいけど、ヘアアレンジをすれば女の子に見えるようにしてみせた。
「ぁ…これ、は」
「私のユニーク魔法だよ」
「す、凄い…！！ 本物のフェアリーゴッドマザーみたい…！」
「喜んでるところ本当に申し訳ないんだけど、制限時間があるからずっとは着られないんだ。夢がずっと続かないみたいにね」
「ぁ…そ、そうなんですね…」
そ、そんな悲しい顔をしないでくれー！！！
私まで悲しくなっちまうよ。
それに、私はただ変身させただけでは終わらせない。
「それではこれより作業に取り掛かります」
「作業？」
私はマジカルペンを振ると我が家に伝わるある呪文を唱えた。
「サラガドゥーラ メチカブーラ ビビディ・バビディ・ブー」
「え、あ、布が…！」
すると鞄から次々とユウちゃんが着ている服と同じ色の生地と糸に針などの裁縫道具が出てきて、またもう一度振ると魔法で布を切ったり布を糸で繋げたりと徐々に服が出来ていく。
「ビビディ・バビディ、ビビディ・バビディ、ビビディ・バビディ・ブー！」
「わぁ…！」
「てなわけで、できました！ こちらユウちゃんの為だけに作られた世界で一つの服でーす！」
「こ、こんな素敵なもの受け取れないです…！」
「ええ！？ …うーん、ならファッションデザイナーの卵が試作として作った服だからってことで貰って？」
おねがーい、と手を合わせてユウちゃんを見ると、折れてくれたのか恐る恐る服を受け取ってくれた。
勝ったぜ。
「っ…本当に、何から何までありがとう…ございますっ」
「…喜んでもらえて良かったよ」
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まくすうぇる(プロフ) - 顔面の暴力wwwwwwシルバー夢少ないので嬉しいです😊 (2022年12月30日 22時) (
レス) @page20 id: d0b3ca0e89 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - 最推しの作品…！！めちゃくちゃ好きです！！キュンキュンが止まらない…！！！！大好きです！！！！ (2022年12月22日 23時) (レス) id: eae39e15db (このIDを非表示/違反報告)
うーむ - なにこれ最高！！これからも頑張ってください！ (2022年4月20日 13時) (レス) @page9 id: 0a139d0943 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - シルバーくんの作品全然なかったと思うんで、めちゃくちゃ嬉しいです！！更新無理せず頑張ってしてください！！！！ (2021年12月9日 17時) (レス) @page7 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2021年12月5日 23時
