▼Lv.25 ページ25
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現在 高専にて夏油傑と交戦。
これまでに真希さん、狗巻君、パンダ君が重症を負った。
目の前の敵を見据え、里香と呼吸を合わせて刀を構えて攻撃する。
「それにしても、君たち幼なじみ達はとても素晴らしい…!!」
「何が言いたい」
「特級仮想怨霊 祈本里香、特級術師 乙骨憂太……そして、同じく特級術師 神咒A。特に彼女は本当に素晴らしいよ…!」
「……!!」
Aちゃんも夏油に目を付けられていたのか…!
でも、確かにAちゃんは特級術師として名を馳せている。
呪詛師側に知られていても可笑しくはない。
目の前にいる人物も呪詛師だとしても、元は特級術師。
同じ特級術師として把握済みなのだろう。
「術式によって獲得するスキルの中には私の求めるものがある。何か分かるかな?」
「…」
Aちゃんの術式…以前一度聞いたことがある。
確か…ゲームのようなステータス向上と己のレベルが上がるにつれて強力なスキルが使える、というものだったはず。
もちろん、術式の内容を聞いただけでスキルなどは分からずじまいだ。
「本当にたまたま聞いた話だが、どうやら他人に己の呪力を付与することが出来るものがあるらしくてねぇ…まさに、私が追い求めていたものだ!! 私が理想とする世界に近づくために必要不可欠なもの!!」
「っ!!」
「他にも魅力的なスキルがあるようだけどこれ以外は知らない………全く、東京にいないなんて残念極まりない。居たら勧誘していたくらいだと言うのに」
「Aちゃんを、そんなくだらない理由でお前なんかにやるものか!!」
「ふむ…彼女を物みたいに扱うね」
「物みたいに扱ってなんかいない。Aちゃんは僕と里香ちゃんの大切な、僕達にとってかけがえのない存在なんだ。仲を斬り裂くような真似なんか絶対にさせない」
「神咒Aが君のことをどう思ってるのか分からないのに、よく言えたものだね」
「いいや、知ってる。Aちゃんが、僕と里香ちゃんの為に自分の未来を投げ捨てるくらいに僕達のことを思ってるって…!」
「なるほど。彼女も相当イカれているってわけか…!!」
無駄話はここまでだ。
僕は今までよりも呪力によって加速、俊敏性をあげる。
絶対に負けない。里香ちゃんも、Aちゃんもこんな奴にやるものか。
「行くよ、里香」
【う"ん"!! 】
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夜空(プロフ) - 面白いっす。更新続けて欲しいです。 (2022年12月17日 9時) (レス) @page31 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
テン(プロフ) - 無敵貫通ってもしかして某聖杯探索物語だったりしますか((( (2022年2月14日 0時) (レス) @page12 id: 3710a3b12b (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - めちゃ面白いです!すごく好きす!更新頑張って! (2022年1月31日 22時) (レス) id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜四季 星羅(プロフ) - ナビのたまに出す可愛らしいところが大好きです!更新楽しみにしています! (2022年1月31日 18時) (レス) id: 24f70973da (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - ツバメさん» コメントありがとうございます。パパ黒は原作通り五条先生にやられたので出てきても回想くらいです。なのでリクエストにはお応えできません。本当にすみません (2022年1月31日 18時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2022年1月21日 11時