呪い祓ってたら、いつの間にかレベルMAXになってた

▼Lv.17 ページ17

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『五条先生、覚悟』


「ま、待って？？ え、Aそのボールペン可笑しくない？？ なんかそのボールペンが僕にとって天敵っぽい気がするんだけどぉ」


『問答無用！』


「アッ────！！！」





憂太くんと再会した後、私は元凶の五条先生のもとに向かった。
そこでボールペンにスキルを付与し感情を無にして突き刺すと電撃が走り、ペンは貫通。





『あ、やった。成功だ』


〖おめでとうございます〗


「うっそでしょ…無敵貫通とか卑怯だ──まって、今ちゃんとA見たら前よりヤバくなってるんだけど？ ステータスが全部MAXに見えるんだけどさ、これ僕の目が故障しちゃったのかな？？」


『あ、コツコツやってたらレベルMAX達成しちゃったんで』


〖しちゃったんです〗


「嘘でしょ。コツコツやってるとMAXいくの？」


『ステータスですしお寿司』


「死んだ目で言わないで」






初めて使った無敵貫通。
とりあえず、無限は無敵の対象らしく五条先生に貫通出来きた
術式無効化や強化解除スキルあるから確実にこの人の天敵だわ。
最強の天敵っていう称号なんて欲しくないから他の人、特に禪院家には黙っておこう。




「てか〖────〗ってなに？？ こんなスキルいつ手に入れたの？ マジなわけ？」


『レベルMAXになったら自動的に。まだ試してないので今度試させてください』


「あー…歴代の使い手はここまで行かなかったから弱かったのか……試すのは別にいいよ」


『ありがとうございます。そもそも封鎖的な禪院家でレベルとか意味わかんなかったと思います。陰でクソ弱いザコ術式のくせに、とか言われてましたけどコツコツやって行けば人間ここまで行けるんですよね。
今、めっちゃ禪院のザコ共をフルボッコしてやりたいドン』


「その顔で言われるとマジでやりそうだね。僕は賛成」






五条先生は神々の義眼──じゃねぇや、六眼によって術式の詳細が分かるため、スキルやステータスが丸見えだ。
またナビの声も聞こえているらしい。どゆこと。

六眼の性能を聞いて五条先生に「えっち！」って悪ふざけで言ったとき、すごい寒気がしたのは気のせいだろう。
うん。そうに違いない。





「ま、これで僕に何かあったらAがいれば大丈夫だね」


『……女関係で？』


「違うに決まってるでしょ」





つまんないの。





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